【EV加速力ランキング】世界最速の電気自動車 12選 1位は日本車
公開 : 2020.12.03 19:05
ニオEP9
このリストにニオを入れるべきではないという意見もあるかもしれない。しかし、中国を拠点とするこの会社は、1360psのEP9を16台製造・販売しており、市販車としてニュルブルクリンクのラップレコード(6分45.9秒)を保持している。
ニオが得意とするのはトラック性能であり、EP9はFIA LMP1の仕様に合わせて作られているため、事実上のレーシングカーである。0-97km/h加速は2.7秒という「控えめなタイム」となっている。
テスラ・モデルX
7人乗りSUVのテスラ・モデルXが、ポルシェ・タイカンと同じ2.6秒で97km/hまで加速するというのは、滑稽にすら思えてくる。高級レザーをふんだんに使った2.5トンの車体は、大半のスーパーカーよりも速く加速することができる。
ガルウイングを持つSUVが驚くほどのスピードを発揮する鍵となるのは、ツインモーターのプラットフォームをモデルSパフォーマンスと共有していることだ。
ポルシェ・タイカン・ターボS
このリストの中では数少ない、老舗自動車メーカーが設計・製造したタイカンの重要性は、いくら強調してもしすぎることはない。リスト上の多くのモデルが高額かつ限定生産となっているが、タイカンは従来の内燃機関車と同様に量産されている。
0-97km/h加速が2.6秒というターボSの能力は驚異的で、最高速度は260km/hに達する。さらに注目すべきは、魅力的なハンドリングと、911と同様に「ポルシェらしさ」を感じさせるエンジニアリングの深さだ。
テスラ・モデルS
テスラの代表的な製品として、モデルSは長く記憶されるクルマとなるだろう。フラッグシップの「パフォーマンス」は、0-97km/h加速が2.3秒に達する。
2021年には、同タイムを2.0秒以下に短縮する1115psのトリプルモーターを搭載した「プレイド」が登場する。
ファラデー・フューチャーFF91
中国の新興メーカー、ファラデーは、アップルのようなアプローチをクルマ作りに反映させていると主張している。
大型のFF91は、1050psを発揮する強力な電気モーターを搭載し、0-97km/h加速はわずか2.2秒とされている。現時点では欧州に導入される計画はないが、米国では今年後半に生産が開始され、価格は9万ポンド(1246万円)になるという。
ピニンファリーナ・バッティスタ
バッティスタの曲線的なカーボンボディの下には、リマックC_Twoと同じパワートレインが搭載されている。4基のモーターから1903psを発生させるこのパワートレインは、公式な数値こそ発表されていないものの、内部情報によると0-97km/h加速は2秒を想定しているという。
リマックとは密接に関連しているが、両モデルのコンポーネントは約50%しか共有されていない。150台限定、200万ポンド(2億7000万円)のバッティスタだが、その高額な価格には、親会社のマヒンドラが運営するフォーミュラEでのドライバートレーニング代が含まれている。