【ディーゼル復活の可能性も】次期BMW 2シリーズ・クーペ プロトタイプ発見 冬期テスト
公開 : 2020.12.03 18:05
次期BMW 2シリーズ・クーペが冬期テストを行っている様子が目撃されました。シルエットは最新の4シリーズにも似ていますが、顔つきは異なるようです。マイルド・ハイブリッド採用やディーゼル復活の可能性もあります。
顔つきは2シリーズ・グランクーペ似
BMWの次期2シリーズ・クーペが冬期テストを行っている様子が目撃された。
テスト車両には厳重なカモフラージュが施されているため、全体的なシルエットをかろうじて把握できる程度で。ディテールは確認が難しい。
ロングボンネットとワイドなリアスタンスなど、最新の4シリーズとのスタイリング上の関連性は明らかだが、フロントは2シリーズ・グランクーペのフェイスを引き継いでいるように見える。
新型2シリーズ・クーペは社内で「G42」のコードネームで呼ばれている。2021年に発表予定で、メキシコのサンルイスポトシ工場で生産されることになっている。
後輪駆動であることから、2シリーズ・グランクーペとはほとんどアーキテクチャーを共有していない。前輪駆動のFAARプラットフォームは採用せず、代わりに汎用性の高いCLARプラットフォームを進化させたものが採用される。
このアーキテクチャーは、BMWの上級セダンやSUVのほか、Z4とその兄弟車であるトヨタ・スープラにも採用されている。
そのため、4ドアの2シリーズに見られる横置きのエンジンレイアウトではなく、縦置きのレイアウトを採用することが可能になった。
マイルド・ハイブリッド採用も
パワートレインの詳細はまだ確認されていないが、3気筒と4気筒のガソリンに加え、おそらくディーゼルが復活すると予想されている。
しかし、新型2シリーズ・クーペがFRである主な理由は、現行M2の高い人気を持ち越すことができるからだ。
4気筒のM135iやM235iグランクーペとは異なり、M2には6気筒のパワートレインも用意されるだろう。
具体的には、BMW X3 MとX4 Mに搭載されている3.0L S58ユニットをデチューンしたものが選ばれると思われる。
これは最新のM3とM4にも間もなく搭載される予定だ。関係者によると、421psのメルセデスAMG A 45 Sに対抗するために、少なくとも425psを発揮するという。
しかし、CLARプラットフォームは48Vの電動パワートレインに対応しており、M2にもマイルド・ハイブリッドが採用される可能性が高い。
以前と同様に、M2や一部の2シリーズ・クーペには、MTが設定されるはずだ。
しかし、BMWは電動化にリソースを集中させようとしているため、コンバーチブルの新世代モデルは登場しないだろう。