【ベルランゴの兄弟車】トヨタ・プロエース・シティ 電動モデルを欧州導入 2021年発売
公開 : 2020.12.03 18:45
トヨタが欧州で展開する中型バン、プロエース・シティに電動モデルが追加されることがわかりました。シトロエン・ベルランゴなどの兄弟車で、50kWhのバッテリーを搭載し、136psを発揮。2021年発売予定です。
環境規制の厳しい都市部での使用を想定
text:Takuya Hayashi(林 汰久也)
トヨタは、プロエース・シティ(商用バン)とプロエース・シティ・ヴァーソ(乗用車)の電動モデルを欧州に投入すると発表した。
プロエース・シティはPSAと共同開発された中型バンで、シトロエン・ベルランゴ、プジョー・パートナー(リフターの商用仕様)などが兄弟車にあたる。
11月には大型のプロエース・ヴァーソ・エレクトリックが発表されている。トヨタは、中型のプロエース・シティに電動モデルを設定することで、ゼロ・エミッション戦略に新たな章を加えるとしている。
50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最高出力136psを発揮。全モデルに7.4kWの単相充電器が標準装備されているほか、急速充電用に11kWの三相充電器もオプションで用意されている。
ボディサイズはコンパクト、ロングボディ、ユーティリティ・バンのほか、乗用車のヴァーソを用意。荷物の配送や送迎、プライベートでの利用など幅広いニーズに対応している。
プロエース・シティ・エレクトリックの詳細は来年発表され、2021年秋に納車開始予定となっている。