【スピンドルグリルの進化は】レクサス 次期EVのコンセプトカー、登場を予告 2021年初頭
公開 : 2020.12.09 17:25
レクサスは新型EVのコンセプトカーを来年初頭に公開すると発表しました。UX300eに続く2台目のEVで、レクサスの新しいデザインを体現するものになるとのこと。同時に新しい駆動制御システムも発表されます。
新型EVのデザインを示唆
レクサスは、将来のEVのビジョンを表すショーケースとして、新しいコンセプトカーを一部公開した。正式発表は2021年初頭を予定している。
コンセプトカーのティーザー画像が1枚公開されているが、それ以上の情報は明らかになっていない。このコンセプトカーは、同ブランド初のEVであるUX300eに続く次期モデルのデザインを示唆するものだ。
デザイン部部長の須賀厚一は、ラジエーターが必要ないEVにおいて、レクサスの「スピンドルグリル」がどのように進化するかを示すものだと述べた。これは「独自のデザインを表現するチャンス」だという。
須賀氏によると、新型EVのデザインは「特定の形状ではなく、技術的な基盤を立体的に表現すること」に重点を置いているという。また、レクサスのドライビング・ダイナミクスからインスピレーションを得たデザインに取り組んでいると述べた。
レクサスはまた、4輪制御システム「ダイレクト4」の詳細もコンセプトカーと同時に発表する。
このシステムは、各ホイールのパワーとトルクを自動的に調整でき、ダイナミックなコーナリング性能を実現すると同時に快適性を向上させ、騒音も低減するとしている。
ダイレクト4は、電動モデルの車両性能、ハンドリング、制御、ドライバーの楽しみにおける「根本的な飛躍」を目的に、テクノロジーの中核となることを目指しているという。
電動モデルのチーフエンジニアである渡邊隆は、ダイレクト4について、フロントアクスルを駆動するガソリンエンジンと、リアにeアクスルを搭載したハイブリッドモデルでも利用できると述べた。