【内燃機関もまだまだ進化】マツダ・スカイアクティブXの燃焼技術、日本燃焼学会の「技術賞」を受賞

公開 : 2020.12.11 10:45

マツダは、2020年12月8日、同社のガソリンエンジン・スカイアクティブXの燃焼技術が、日本燃焼学会の「技術賞」を受賞したと発表しました。

スカイアクティブXの燃焼技術

マツダは、日本の燃焼研究で権威のある日本燃焼学会より、新世代ガソリンエンジンのスカイアクティブXの火花点火制御圧縮着火燃焼の開発において、2020年度日本燃焼学会「技術賞」を受賞した。同賞は、燃焼応用技術の研究・開発に顕著な功績を残した個人、またはグループに対して贈呈されるもの。

スカイアクティブXは、シャープなレスポンスやトルクフルな加速感を、優れた燃費や環境性能で楽しめるパワートレインとして、マツダ3CX-30に搭載される。

マツダ・スカイアクティブX
マツダ・スカイアクティブX    マツダ

圧縮着火燃焼を用いた自動車用ガソリンエンジンは、これまでも研究が行われてきたが、高圧縮比化技術の必要性や燃焼タイミング制御の難しさから実用化が困難だった。マツダは、ガソリンエンジンのスカイアクティブGで培った高圧縮比化技術と、スパークプラグを燃やすためではなく、燃焼室内の圧力変化に活用する新たな発想での燃焼制御を開発することで、圧縮着火ガソリンエンジンの実用化に初めて成功した。

今回の受賞では、乗用車用量産ガソリンエンジンとして高圧縮比化と希薄・希釈燃焼による火花点火制御圧縮着火燃焼方式のエンジンを開発し、エンジンの熱効率改善を通じてCO2排出低減に貢献していることが高く評価された。

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