【主力のコンパクトモデル】トヨタ・ヤリス 生産台数400万台達成 欧州フランス工場
公開 : 2020.12.10 17:25 更新 : 2021.01.28 16:33
トヨタの欧州部門は、コンパクトカーのヤリスがフランスの工場で生産400万台を達成したと発表しました。1999年に初代が登場して以来、世界中で販売されてきたヤリスは、高い安全性と環境性能を備えています。
欧州でトヨタを支える主力モデル
トヨタは12月8日、コンパクトカーのヤリスの生産台数が欧州で400万台に達したと発表した。トヨタの第4世代ハイブリッドシステムを搭載した4代目ヤリスは、多数の安全システムを標準装備している。
初代ヤリス(ヴィッツ)は1999年に発売され、2000年にはカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。日本だけでなく世界中で販売台数、知名度ともに成功を収めてきた。2006年には同工場で生産100万台を達成している。
2019年には3代目モデルが欧州で約22万4000台の販売を達成し、トヨタの欧州事業において約22%を占める主力モデルとなっている。
400万台目となるヤリスは、欧州の生産拠点であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・フランス(TMMF)で製造された。
最新のハイブリッドシステムを搭載した現行モデルは、先代よりも高出力(116ps)を発揮しながら、低燃費(27km/l)と低いCO2排出量(85g/km)を実現している。
トヨタによると、安全性も同セグメントでトップクラスだという。欧州ではセンターエアバッグが高く評価され、Bセグメントでは初となる「セーフティベスト2020」を受賞した。この賞は優れた安全技術を装備したクルマに贈られる。
また、最新バージョンのトヨタセーフティセンスが搭載されている点も特徴的だ。
今後、TMMFではヤリスとともにクロスオーバーのヤリス・クロスの生産が開始される予定だ。