【2020年WCOTY特別仕様車も】マツダ、CX-30を商品改良 最高出力はアップ、安全性も向上
公開 : 2020.12.17 21:45
マツダは、CX-30を商品改良し、全国のマツダの販売店を通じて、一部のモデルを2020年12月17日より発売します。WCOTY特別仕様車も設定されます。
走行性能と安全性能の向上、特別仕様車も
マツダは、2019年10月に発売した新世代商品第2弾のCX‐30を商品改良し、全国のマツダの販売店を通じて、一部のモデルを2020年12月17日より発売する。
CX-30は「今の私たちにジャストサイズのSUV」をコンセプトとして発売された。今回の商品改良では、走行性能の向上と安全性の向上による、「走る歓び」の進化を図った。
走行性能の向上については、新世代ガソリンエンジンのeスカイアクティブX、およびクリーンディーゼルエンジンのスカイアクティブD 1.8搭載車のエンジンとトランスミッションの制御技術をアップデートしエンジン出力を高めると同時に、アクセル操作に対する応答性とコントロール性をより高めた。
安全性の向上についてはクルージング&トラフィック・サポート(CTS)の作動上限速度を約55km/hから高速域まで拡大し、制御を最適化することで、高速道路での疲労や運転ストレスのさらなる低減を図り、安全安心感を高めた。また、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)は、加減速制御が滑らかになるよう変更した。
また、2020年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」(以下、WCOTY)のトップ3選出を記念したモデルを100周年特別記念車に設定した。この特別仕様車では、エクステリアカラーには、ソウルレッドクリスタルメタリックが設定され、WCOTYトップ3選出記念モデル専用オーナメントが購入記念品として納車時に進呈される。
最高出力の向上などを図る
eスカイアクティブX搭載車では、以下の改良がなされた。
・SPCCI(火花点火圧縮着火)の燃焼制御を最適化することで、ほぼ全てのエンジン回転域でトルクと出力を向上。
・最高出力は180psから190psに、最大トルクは22.8kg-mから24.5kg-mにそれぞれ向上。
・高応答エアサプライの過給を制御し、素早いアクセル操作に対してより速やかに過給することで、応答性を向上。
・フロントフェンダーとリア部にeスカイアクティブX専用のバッジを装備。
スカイアクティブD 1.8搭載車では、以下の改良がなされた。
・最高出力を116psから130psに向上させるとともに、より広いエンジン回転域で力強いトルクを発揮する制御を行うことで、アクセルを踏み始めた瞬間の応答を改良。
・高速道路での合流や追い越しなど、アクセルを踏み増し一気に加速するシーン(3000rpm-)において、より力強いトルクを瞬時に生み出し、ディーゼルエンジンの強みであるパワフルな加速を持続的に発揮。
・ディーゼルエンジンならではの低燃費などの経済性はそのままに、アクセル操作に対して遅れなくトルクを発揮し、ドライバーが意図したとおりにクルマが応答するように燃焼制御を見直し。
価格は、239万2500円から406万9980円(特別仕様車の2020年WCOTYトップ3選出記念モデルを含む)。