【超音速DBS、テイクオフ】英アストン DBSスーパーレッジェーラ限定モデル 1台目完成
公開 : 2020.12.18 20:25
アストン マーティンは、DBSスーパーレッジェーラ・コンコルド・エディションが生産ラインを離れたと発表しました。超音速旅客機の初飛行50周年を記念する10台限定のモデルで、収益の一部は非営利団体へ寄付されます。
スピードの象徴「コンコルド」とコラボ
超音速旅客機コンコルドの初飛行(1969年)から50周年を記念して開発されたアストン マーティンDBSスーパーレッジェーラ・コンコルド・エディションが生産ラインを離れた。
航空会社ブリティッシュ・エアウェイズとの提携により製作されたこのモデルは、内外装に専用デザインが採用されており、10台のみの限定生産となる。
エクステリアの変更点としては、ルーフストレーク、スポイラー、リアディフューザーにブリティッシュ・エアウェイズのカラーリングが施されているほか、ブラックのカーボン製ルーフには、超音速ジェット機コンコルドのシルエットが描かれる。
アルミニウムから削り出されたサイドストレーク、フロントウイングに施されたブリティッシュ・エアウェイズのロゴ、ブラックの「Q by Aston Martin」バッジ、コンコルドの機体識別番号(G-BOAC)など、細部にもこだわりが見られる。
検査プレートは、アストン マーティンのアンディ・パーマーCEOとブリティッシュ・エアウェイズのアレックス・クルス会長のサイン入りだ。
収益の一部は恵まれない子供たちへ
インテリアでは、シートに施されたコンコルドのロゴ、サンバイザーの「マッハメーター」のグラフィック、アルカンターラのヘッドライナーに「ソニックブーム」をイメージした模様など、特別仕様となっている。
また、コンコルドのコンプレッサーブレードから作られたチタン製のパドルシフトや、専用フロアマット、専用シルプレートも装備されている。
パワートレインは標準のDBSスーパーレッジェーラから変更はない。5.2LツインターボV12エンジンを搭載し、725psを発揮。最高速度は340km/hに達する。
価格は公表されていないが、収益の一部は恵まれない子供たちを支援し、飛び方を教える非営利団体「エア・リーグ・トラスト」に寄付される。