【フェラーリを120回ローンで購入】29歳の会社員 しあわせストーリー 周囲の反応 生活の変化はあった?

公開 : 2020.12.31 07:05  更新 : 2022.03.25 18:50

フェラーリ360モデナ(6MT)を購入!

「信販会社のローン審査もパスして、月々4万円、ボーナス月は+25万円、120回ローンを組んで購入することになりました」

「金利は2.9%前後。本体価格930万円に、金利込みで1060万円くらいだったと記憶しています」

月々4万円、ボーナス月は+25万円、120回ローンを組んで購入。金利は2.9%前後。本体価格930万円に、金利込みで1060万円くらいだったという。
月々4万円、ボーナス月は+25万円、120回ローンを組んで購入。金利は2.9%前後。本体価格930万円に、金利込みで1060万円くらいだったという。    小塚大樹

無事契約成立。

いち早く手にしたかったこと、そしてすぐにでもヨーロッパのような山岳地帯の高速道路を走りたいと思い、大阪まで360モデナを引き取りにいって中央道を自走で帰ってくることに決めた。

「ハンドリングは軽快で重さや車幅をほとんど感じさせない点はいいものの、フロントの接地感が薄すぎて、いつ、どこへ吹っ飛んでいくかわからないヒヤヒヤを高速道路でも、芦ノ湖の低速ワインディングでも感じていました」

「シフト操作は最初、『とてつもなく重い!」と感じましたが、数日もすればそれが普通になってしまいました」

「ブレーキは思ったよりも良く、『ポルシェからフェラーリに乗り換えるとブレーキが頼りない』と本で読んだことがありました。しかしたしかにピッチングはポルシェより大きいものの、ペダルタッチや制動力については想像よりも良く、まったく不満を感じることはありませんでした」

「エンジンは最高の一言につきます。8500rpmまでキッチリ回り、どこまでものびていく感覚がたまりません」

「高速のPAやワインディングが終わった展望台でクルマを停めて、降りて、振り返った時に『ああ、フェラーリだ』と。本当に何時間でも眺めていられます(笑)」

家族や周りの友人をも幸せにする

2019年11月に納車されて1年とちょっと経過した。高校生の時、ゲームの中で出会ってあこがれ続けたフェラーリとの1年間はどんな様子だったのだろうか?

「納車1か月後、兄を助手席に乗せ、首都高をぐるっとドライブしました。兄が『フェラーリでレインボーブリッジを渡る日が来るとは思わなかった!』と喜んで感動してくれたことを覚えています」

「本当に欲しいクルマなら、買わずに後悔するより、買って楽しんだ方が間違いなく人生に良い結果をもたらすと思います」と、つかぽんさん。
「本当に欲しいクルマなら、買わずに後悔するより、買って楽しんだ方が間違いなく人生に良い結果をもたらすと思います」と、つかぽんさん。    小塚大樹

「クルマ仲間の友人たちはみんな祝福してくれて、古くからの知り合いには『マジで買ったの?!』『フェラーリなんて近くで見たことすらないよ!』『乗せて乗せて!』と、みんなワクワクしているようなリアクションでした」

「またわたしより年上のフェラーリオーナーさんからも、世の中では若者のクルマ離れと言われているだけに、『こういう若者は貴重だよ!』と喜んでいただけることが多いです」

日々の生活はどう変わったのだろう?

「以前より節約しなければならないはずなのですが、正直あまり変わらず、使う時は使う、節約するところは節約する、です」

「使い方はフェラーリに乗ることが目的のドライブ、ツーリング、写真撮影、イベントがほとんどですが、たまに高級ホテルに泊まりに行ったりもしています」

「フェラーリで出かけるからには、フェラーリが似合う場所に行かないと! と意識だけ高くなってしまうのも、若気の至りなのだと思います(笑)」

つかぽんさんの心にずっと響いていた言葉は、「フェラーリを持ちたいという夢を決して諦めないこと」という、F430オーナーさんからのアドバイスだったそう。

その言葉を心に刻み、最高の1台に出会うまで決して諦めることはしなかった。「MTのディーラー車」という信念も捨てなかった。

「本当に欲しいクルマなら、買わずに後悔するより、買って楽しんだ方が間違いなく人生に良い結果をもたらすと思います」

「そして、もっともよかったことは『フェラーリを買っていなければ出会えなかったであろう方々と出会えたこと』だという。

フェラーリ360はオーナーのつかぽんさんはもちろん、周囲の友人や家族にもたくさんの幸せを運んできてくれたようだ。

記事に関わった人々

  • 加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。

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