【期待度マックス】新型トヨタ・ランドクルーザーやカローラ・クロスなど 2021年の新モデルを予想
公開 : 2021.01.01 11:05 更新 : 2021.08.25 12:44
オフロード系の正常進化SUV 3モデル
新顔の登場が目立つなか、満を持して正常進化するSUV3モデルがある。
まずは、ランクル(300系)だ。時計の針を少し戻すと、現行(200系)が登場した2007年、富士山麓で開催された報道陣向け試乗会のことを、つい最近の出来事だったかのように思い出す。これだけの大柄なボディで、オフロードでのかなり急こう配な上りと下り、さらにかなり急なクランクコーナーをズシズシと進む様に驚いた。
油圧でスタビを連結を制御するKDSSの効果を思い知った。また、トヨタがイチオシだったのが、いまでは当たり前になった自動運転のような超スロー走行のクロールコントロールだった。こうした200系の走行性能が300系ではいったいどこまで進化しているのか、いまから期待が高まる。
各方面から聞こえてくる噂では、エンジンの排気量ダウンサイジング+ハイブリッド化となりそうだが、V8とは若干違う重要配分が過酷な走路での走行性能にどう影響しているのだろうか?
電動化オフローダーとしては、日産エクストレイルの正常進化も確定している。北米でローグとして既に登場しているが、日本仕様で「噂通り」eパワー搭載モデルがあれば、主力グレードとなることは間違いない。
eパワーは2020年12月発売の新型ノートから第二世代へと刷新されている。
エクストレイル/アウトランダーPHEVもう少し先
さらに気になるのが、エクストレイルPHEVだ。新型ノートの先行取材会で、日産関係者はその存在を否定しなかった。
むろん、PHEVの技術は三菱の研究開発との連携がある。その三菱からも2021年2月には3代目アウトランダーが登場が確定したが、PHEVのみならず、エクストレイルとの共用性がどこまであるのか、もうじきその全容が明らかになる。
なお、三菱の新車ロードマップでは、アウトランダーPHEV登場は2022年度としている。日産と三菱の共同採用での量産効果により、PHEVでのリーズナブルな価格設定を期待したい。
さらに、乗用車とは別領域でも、2021年は様々な動きがある。7月の東京オリンピック・パラリンピックを念頭に、トヨタの小型自動運転車「eパレット」(2020年12月量産車公開)や、超小型モビリティ、さらに歩行領域EVと呼ばれる1人乗りの各種EVが社会実証から社会実装へと移る。
クルマの電動化や知能化が、クルマと社会との新しい関係を築く。このように、2021年の日本市場は電動化シフトとSUVシフトが軸足となるだろう。そうした中で、ユーザーは新時代に向けた様々な新しいトレンドを肌感覚でとらえることできる年になりそうだ。