ホンダジェット飛行試験用量産型4号機 初飛行に成功

2012.05.15

ホンダの航空機事業子会社、ホンダ・エアクラフト・カンパニーは、スイスのジュネーブで開催されているビジネス航空ショーの2012ヨーロピアン ビジネス アビエーション コンベンション アンド エキシビションにおいて、小型ビジネスジェット機ホンダジェットの飛行試験用量産型4号機が米国ノースカロライナ州で初飛行に成功したことを発表した。

量産4号機は、米国東部時間2012年5月4日10時57分に米国ノースカロライナ州のピードモントトライアッド国際空港を離陸し、高度1万1,500フィート(約3,500m)0を速度313ノット(時速約580km)で順調に飛行、74分におよぶ飛行試験で、降着装置や高揚力装置などの機能試験、機体の基本性能や操縦安定性、データシステムや計器着陸システムの確認試験などを行なった。

ホンダジェットの開発責任者であり、ホンダ・エアクラフト・カンパニーの社長でもある藤野道格氏は、「量産型4号機の初飛行において、ホンダジェットが優れた性能や燃費、快適性とともに、信頼性の面でもお客様に満足していただける飛行機であることを確認し、また各種の試験が着実に進んでいることを証明しました。先進的な小型ビジネスジェット機ホンダジェットの機体色には、空のスポーツカーのイメージを表現するために、従来のビジネスジェットにはないメタリックイエローを採用しました」と語っている。

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