【コロナ禍でもSUVは豊作】2020年に登場した新型輸入車 最も多くのモデルを投入したメーカーは?

公開 : 2020.12.28 08:25  更新 : 2021.10.09 23:42

その他ブランドのほとんどはSUV

ドイツ、フランス以外のブランドをチェックしてみると、見事なまでにSUVばかりであった。

FCAはジープ・ブランドのモデルとしてプラグインハイブリッドの「ラングラー4xe」を10月に発売。イタリアで生産される「ラングラー」は、欧州のCAFE規制で生まれた電動化モデルのひとつ。数多くのフランス製EVと同様な経緯で生まれ、日本に入ってきたモデルといえるだろう。

ランドローバー・ディフェンダー
ランドローバーディフェンダー    ランドローバー

キャデラックは、2020年1月よりクロスオーバーの「XT6」を発売。また11月にはフラッグシップとなる「エスカレード」を発売している。また、ジャガー・ランドローバーは、4月より「ディフェンダー」を発売。さらに、アストン マーティンのSUVである「DBX」のデリバリーも2020年からとなっている。

世界的なSUVブームは、いまだ衰える気配さえ見せない。2021年も数多くのSUVモデルの輸入車が日本で発売されることだろう。

また、EVやPHEVなどの電動化モデルも急激に増えている。こちらは欧州でスタートした厳しいCAFE規制の影響だ。この先、燃費規制が緩むことはないことを考えれば、まだまだ電動化モデルの増加は続くはず。SUVと電動化モデルが、当分の間の輸入車のトレンドとなることだろう。

記事に関わった人々

  • 鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。

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