【痛車の世界】クルマのボディにアニメや漫画、ゲームなどのキャラクター 著作権や版権は大丈夫?
公開 : 2020.12.29 09:25 更新 : 2022.03.25 18:50
公式許諾を得ると何が可能に?
公式許諾を得ると具体的にどのようなことが可能になるのだろうか?
じおくりえいとの公式サイトに掲載されている「宇崎ちゃんは遊びたい!」を例に説明しておきたい。
ウザカワ系後輩とのドタバタラブコメディ作品の主人公「宇崎ちゃん」は、2019年10月に献血PRのキャラクターとして赤十字血液センターとコラボレーションをおこなったことでも知られる。
そして、版権の公式許諾を得て施工が可能となる対象物は以下
1.クルマ/バイク/自転車
2.宅配可能なA3サイズ以上の平面を持つ家具類
3.楽器ケースや楽器(小ステッカーワンポイントは不可)
4.PC/タブレット(平面ラップ系)
5.その他、施工可能な対象物はご相談ください
最後に気になる「費用」について聞いてみた。
公式許諾の有無で痛車の施工費用に違いは出てくるのだろうか?
「痛車に使用するラッピング素材(仕入)/人件費/テナント料や運営費は日本では極端に変わらないので差が生じるとすれば、著作権料(わずか数%)位ですね。公式許諾施工だから特別高くなる訳ではありません」
「公式許諾での施工サービスはSNS情報発信やメディアからの取材を受けていただく際にも安全、安心……というメリットがあります」
「お客様にも存在を知っていただくチャンスが発生するため、版元様、お客様、メディア様も含めて皆様が幸せな関係となります」
公式許諾はマストではなく、最終価格に大きく影響することはない。
しかし、「みんなが幸せな関係」になることはお金や規則を超える価値になると言えそうだ。