【年末年始にやりたい!】クルマの大掃除 プロに聞きながら洗車してみた 服装や順序、小キズを防ぐコツ
公開 : 2020.12.28 09:45 更新 : 2021.10.13 12:18
すすぎは入念に、拭き上げは手早く
ブレーキダストの多い輸入車はもちろんだが、あまり汚れていないように見えても実はかなり汚れているのがホイール。軽い汚れならボディ用のシャンプーでも落ちるが、頑固な汚れは専用のホイールクリーナーを使うのが手早い。
ここでもスポンジは別のものを用意したいが、最近の複雑なデザインのホイールなどはホイール専用のスポンジを用いると細かいところまで洗いやすいだろう。
シャンプー洗車が完了したらすすぎとなるが、前述したようにシャンプー成分がボディに残ると塗装に悪影響を及ぼすことがあるので、入念に洗い流したい。特にボディパネルの隙間などはシャンプーが入り込んでいる場合があるので忘れずに。
すすぎが完了したらいよいよ拭き上げとなるが、洗車場と拭き上げスペースが離れている場合は、軽くボンネットの水分だけその場で拭き上げてしまうのも一つの手だ。
というのも、水道水にはミネラル分が含まれており、水分が蒸発するとボディにミネラル分だけが残る。これが「水ジミ」の原因となるのである。ボンネットはエンジンの熱の影響を受けやすいので、先にこの部分だけ拭いておくのが水ジミを防ぐ裏技というワケだ。
ということで、拭き上げスペースに移動したら水分が乾燥する前に速やかに水分を拭き取ろう。稀に拭き上げをせずに走行して乾燥させようとする人がいるが、前述のように水ジミの原因となるのでオススメできない。
気になる部分を細かく仕上げる
拭き上げが完了したら基本的な洗車は終了となるが、せっかく綺麗になったボディをよりキープしたいと考えるなら、もうひと手間加えてみたいところ。
ひと昔前では固形ワックスをかけるというのが一般的であったが、最近はスプレータイプのお手軽なコーティング剤も多くリリースされている。またホイールにも同様にコーティングを施すことで、次回の洗車時にダストが落としやすくなるメリットもある。
前述のシャンプーで落ちない汚れについては、水アカ落としや小キズ消し用のクリーナーを使用するとベスト。今回はドアハンドルに付いた細かい爪の跡に使用してみたが、ほとんど目立たないレベルにまで消すことができた。
また、最近人気のクロスオーバーSUVなどで多く使用されている未塗装樹脂部分やタイヤには艶出しと保護が同時にできるアイテムもある。これを施工するのとしないのでは、仕上がりに大きく差が出るので、最後のひと手間としてぜひやっておきたい。
ということで、編集部のメガーヌもすっかり綺麗になって大満足。シュアラスターではカーウォッシュ大井(東京都品川区勝島1-8)にて、毎週木曜/金曜/土曜の9時~17時の時間帯に無料洗車相談を行っている(年末年始の洗車相談は休み)。