【走行に違いは出るのか?】タイヤチェーン、金属or非金属 それぞれのメリット・デメリット
公開 : 2021.01.01 09:45 更新 : 2021.10.13 12:18
非金属チェーンの粗悪品には注意
いざという時の保険という点では金属製チェーンの手ごろな価格も魅力的であるが、実はネットで調べてみると非金属チェーンでも金属製チェーン並みの低価格の商品が存在していることに気付くかもしれない。
しかし、この格安チェーンのほとんどは粗悪品やコピー品であり、いざ取り付けしようとしたときにそもそもサイズが合っていなくて装着ができないものや、数百m走行しただけで破損してしまうようなものがほとんどだという。
問題がない商品かどうかを判断するのは、前述の一般財団法人日本自動車交通安全用品協会(JASAA)の認定品かどうかをチェックするのがベスト。一部の輸入商品に関しては、海外の認定期間であるTUVやONORMが認定しているかどうかで判断したい。
ちなみにJASAA認定の非金属チェーンは最低でも購入後5年間、装着走行距離600kmの耐久性は担保されているので、購入した年に降雪がなかったとしても翌シーズンに繰り越すことができる。
もはやここまできてあらためて言うことでもない気がするが、まずは予想外の雪に対する備えをするというのが最も大切なことであり、その中で金属製チェーンにするのか、非金属チェーンにするのかは、各自の使用するシーンによって選ぶのがベストだろう。
雪の予報が出てから購入しようとしても、店舗にお客が殺到して希望のサイズのタイヤチェーンが買えなくなるシーンを幾度となく見てきたので、事前に準備しておくことを忘れないようにしたい。