【密を避け2日に分割】今年のコッパ ディ東京は感染対策を施して開催 第13回コッパ ディ東京

公開 : 2020.12.29 17:50  更新 : 2021.03.05 21:42

例年通り希少車が集う

参加車両を見ると、ルマンで活躍したルネ・ボネからマートラへ至る各年代のジェットが4台参加したのが注目された。ジェットは史上最初に市販されたミッドシップ・スポーツカーと言われ、空力的なスタイルが特徴だ。

マセラティ兄弟が関与した最後のマセラティであるA6G(通称、モノファーロ)や、A6GCSのようなレーシングカーがその雄姿を見せた。

ゼッケンを貼る頃にはいつもと変わらぬ空気が流れていた。しかし旧知の仲間との談笑の時はソーシャル・ディスタンスを保っていた。
ゼッケンを貼る頃にはいつもと変わらぬ空気が流れていた。しかし旧知の仲間との談笑の時はソーシャル・ディスタンスを保っていた。    七戸隆弘

フェラーリも1965年に日本へ新車で唯一上陸した275GTBそのものが参加し、その55年におよぶ日本での歴史に新たなエピソードを付け加えた。

また、スポーツカーではないが、東京にこそふさわしいシティ・コミューターであり、コッパ ディ東京の名物のように毎年何台も参加があるバブルカーは、今年は10台を数えた。

たとえばイセッタならば、本国イタリアの本家たるイソから、イギリスで生産されたブライトン・イセッタや、もちろんBMWイセッタもありと、その違いを目の当たりに比べて見ることができた。

またメッサーシュミットも3輪はもちろん、4輪のタイガーのようなレアなモデルも参加した。このほかイギリスのトロージャンで生産されたハインケルや、前後シンメトリーなスタイルを特徴とするツンダップ・ヤヌスも登場して、いつにも増して多彩な顔ぶれで見る者を楽しませてくれた。

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