【聖地はドイツにあった】マツダ・ミュージアム 世界最大級の展示内容 100年の歴史に浸る

公開 : 2021.01.05 16:25

モータースポーツの栄冠

1991年 ル・マン24時間

1991年、マツダは日本企業として初めてル・マン24時間レースで優勝した。トリプルローターの787B(ジョニー・ハーバート、ベルトラン・ガショー、フォルカー・ヴァイドラー)は、ジャガーメルセデス・ベンツプジョーを抑えて栄冠に輝いた。

1981年 スパ・フランコルシャン24時間

マツダが24時間レースで初めて成功を収めたのは、ル・マン優勝より10年早いスパだった。地元のエース、ピエール・デュドネがTWRを搭載したRX-7を駆り、2位に2周の差をつけて優勝したのだ。

1968年 マラソン・デ・ラ・ルート84時間

マツダ787B
マツダ787B

初の国際レースとなったニュルブルクリンクの84時間レースにマツダは2台のコスモスポーツを走らせた。1台はゴール直前でクラッシュしたが、もう1台はポルシェ911ランチアフルビアに次いでフィニッシュ。総合4位に輝いた。

1980~1981年 BSCC

1980年と1981年にBTCC(英ツーリングカー選手権)の前身であるBSCC(英サルーンカー選手権)で、ウィン・パーシーはTWR仕様のRX-7を使用して連覇を達成した。2年間のキャンペーンで22レース、19回のクラス優勝を収めた。

1991年 IMSA GTOシリーズ

マツダは1970年代から米国のスポーツカーレースを牽引してきたが、最大の成功は1991年のIMSA GTOシリーズでのタイトル獲得である。4ローターのスペースフレームRX-7を使用し、エースであるピート・ハルスマーとプライス・コブの活躍でクラス5勝を挙げた。

アンドロス・トロフィー2015

1990年に始まったフランスのアイスレースシリーズは、アラン・プロストやイヴァン・ミュラーなどのスター選手を集めて人気を博している。2014/15年シーズンで、3.0L V6、四輪駆動、四輪ステアリングを搭載するマツダ3に乗ったジャン・フィリップ・デローがタイトルを獲得した。

インディ・プロ2000

1983年から開催されているマツダのワンメイクシリーズは、グラハム・レイホール、マルコ・アンドレッティ、ジェームズ・ヒンチクリフ、スコット・スピードなど、多くのインディカーのスター選手が活躍するきっかけとなった。エンジンは2018年に4ポットが登場するまでロータリーが使われていた。

1975年 バサースト1000

マツダは、これまでにも多くのジャイアント・キラー(番狂わせ)をコース上で披露してきたが、オーストラリアで開催された1975年のバサースト1000はそのハイライトとなった。ドン・ホーランドと鮒子田寛はRX-3で総合5位に輝き、V8エンジンを搭載したホールデンのみがロータリーを上回った。

IMSAシリーズ

RT24-Pでトップを走り続けるマツダ。IMSAシリーズのトップクラスのために作られたこのマシンは、3勝を挙げて2019年のベストシーズンを迎えた。マツダは今年もタイトル争いに参加しているが、2021年は規模を縮小し、1台に絞られる。

1985~1991年 WRC

マツダは1985年から1991年までラリーの常連だった。初めはグループBのRX-7でスタートしたが、グループAの323 4WDの方が成功していた。1987年にはティモ・サロネンがスウェーデンで優勝し、1989年にはインバー・カールソンがニュージーランドで優勝している。

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