【リアル版中止、どうなる?】東京オートサロン2021 ハイエースなど登場が期待されるクルマ3選
公開 : 2021.01.15 05:45
スバルWRX S4は?
東京オートサロンでの、スバルとSTIの存在感は大きい。直近ではやはり、昨年公開のレヴォーグ・プロトタイプSTIスポーツだ。
その際、スバル関係者は「ほぼ量産」と説明していたが、2020年10月の正式発売を前に、同年8月に実施された報道陣向けプロトタイプ試乗会で乗ったモデルは、まさに1月の東京オートサロン公開車の風貌であり、技術者が説明した走りと次世代アイサイトの進化を実感できた。
こうした動きを、今度はWRX S4にも期待する報道陣が大勢いた。レヴォーグ同様に、スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)や、アイサイトXを含む次世代アイサイト搭載は確実。
2021年10月の東京モーターショーより前に発売の可能性を伝える報道もあるなか、東京オートサロンでは新型WRX S4 STIスポーツを含めたプロトタイプ初公開が期待されていた。
WRX STIについては、EJ20ファイナルエディションで1つの時代が終わったが、北米では2021年モデルが引き続き発売されることが2020年12月に明らかになっている。
今後の日本でのWRX STIの行方を占う上で重要な次期WRX S4に関して、バーチャルオートサロンを通じて何らかの情報を得たいと思っているスバル、STIファンが大勢いる。
果たして、スバルはどのような対応をみせるのか?
どうなるハイエース日本仕様300系?
そのほか、自動車メーカーで期待されるのは、スポーティ系、次世代車系、さらにコロナ禍でのニューノーマル時代を反映する様々な提案による、ブランド戦略だ。言い換えると、商品全体としての世界感である。
ホンダの場合、シビック・タイプRがわかりやすいキーワードとなる。また、フリード、Nボックス、Nバンによる、車中泊や手軽なキャンプについても、ツインリンクもてぎなどの自前施設と連携した、新しいサービスモデルを模索するだろう。
日産では、新型ノート・ニスモに期待がかかる。また、今年発売のアリアについても、オーテックやニスモによるスポーティ性の追求について、そろそろ初期的な訴求が始まってもおかしくない時期だ。
そして、トヨタ直系のモデリスタやTRDに加えて、トヨタ販売店系列、さらにアフター系へと大きく広がる、ハイエースにも大きな注目が集まる。
レーシーな雰囲気からレトロ調、また本格的キャンパーなど、現行200系によるさらなる提案が期待されるのはもちろんのこと、一部報道であった2021年秋の日本仕様300系へフルモデルチェンジの真相についても、何らかの情報を得たいと思い東京オートサロンに足を運ぼうとしていたユーザーや業界関係者は多いはずだ。
さまざまな期待と思惑の中で、バーチャル東京オートサロン2021は1月15日に始まる。