【流行はキャンプ】各社が本気 ライトキャンプ車 オートサロンでも増加 いますぐ買えるベースモデルは?
公開 : 2021.01.14 05:45 更新 : 2021.07.27 14:38
今すぐ買えるライトキャンプ・ベース車
では、メーカーが現在、正規に全国販売している現行車の中で、ライトキャンプのベース車として注目のモデルを紹介する。
まずは、バンコン王道のハイエースだ。
ロングバン/標準ボディ/標準ルーフでフル装備のスーパーGLを選ぶもよし。または、予算を抑えてDXベースにSNSやユーチューブなどで巷の情報を集めながら100円ショップ・グッズ活用し手軽カスタマイズするもよし。
一部の立体駐車場での車高に対する若干の不安は残るが、空間の拡充ではワイドボディ/ミドルルーフも見逃せない。
また、メーカーオプションでは、モデリスタの「mRT(マルチ・ロール・トランスポーター)」は追加オプションも豊富だ。個人的には2017年のハイエース50周年記念に登場した、レトロ調なコンプリートカー「リラクベース」の復刻を期待したい。
ハイエースより小ぶりなベース車としては、タウンエースがある。2020年のモデルチェンジでエンジンのパワーアップや操縦安定性の向上もあり、キャンパー向けディーラーオプションの拡充が望まれる。
日産もこれに対抗してきた。NV350キャラバンでは2020年9月に「マルチベッド」に加えて、11月にはプレミアムGXの特別仕様車ブラックギアも登場。それにあわせて、スペシャルサイトの「車中ライフを楽しむ人の~車中HACK」を公開している。
王道のさらなる活用
商用車、さらにライフスタイル系での「プラス・スタイル」を提案したことの意義は大きい。
多彩なオプションパーツは周知のとおり。実用面で注目したいのが外部電源入力キット。5mのケーブル付きでオートキャンプ場の設備と接続し、エンジン停止状態でAC100V/最大1500Wが使える。
そしてミニバンの王道はもちろん、三菱デリカD:5だ。
ディーゼル四駆ミニバンという、唯一無二の存在で、本格キャンプからライトキャンプまで守備範囲は広い。三菱としては、そんなデリカ神話からアウトランダーPHEV、そして2020年12月発売のエクリプス・クロスPHEVへの波及効果を狙いたいところだ。アウトランダーの次期モデルで搭載の新PHEVシステム搭載のD:5移植は、早くても2023年頃か?
また、もう1台の注目は、トヨタ・ハイラックスだ。サーファー仲間を中心に日本でレジャーユースが一気に増えてきたピックアップトラックである。今後の参考となるのが、米トヨタがアフター系自動車ショーのSEMAショーで出展した「TRDスポーツトレーラー」だ。
ルーフテントを含めた車載キャンプグッズをけん引する形。日本では道路事情から活用に制約があるが、ハイラックス好きの新たなる提案として日本でも参考になりそうだ。
バーチャル東京オートサロンは、2021年1月15日9時スタートである。