【スポーツセダンの新時代】新型BMW M3/M4 英国で発売 インパクト大のデザイン
公開 : 2021.01.14 10:15
ボディ剛性向上 専用サス設定
シャシーはM340iとM440iをベースに、アルミニウムを多用したダブルウィッシュボーン(フロント)と5リンクのリアサスペンション、アダプティブ・ダンピング・コントロールを組み合わせている。フロントキャンバーの増加、各スプリングとダンピングレートの向上など、独自のサスペンション設定を採用。
アロイホイールはフロントが18インチ、リアが19インチで、それぞれ275/40、285/35のタイヤを装着している。また、フロントのトレッドは1617mm、リアは1605mmと、それぞれ34mm-38mm増加した。
BMWのM部門は、M3とM4のボディ剛性を高めるため、さまざまな工夫を凝らしている。エンジンベイの前部とフロント・サスペンション・タワー、そしてサブフレームを備えたリアボディにはブレースが装備されている。
両車ともに、可変レシオを特徴とするMサーボトロニック・ステアリング・システムが標準装備されているほか、M専用バージョンのブレーキシステムが採用されており、2種類のブレーキレスポンスとペダルフィールを設定することが可能だ。
装備充実のM専用インテリア
インテリアはM340iとM440iを踏襲し、新開発のMスポーツシートを採用。ベンチレーターも初めて設定される。
また、走行モードを簡単に操作できるMモード・ボタンを備えたMスポーツステアリングホイール、M専用デザインのデジタルメーターや車載システムなど専用パーツが装備されている。
その他の標準装備としては、クラウドベースの衛星ナビ、Apple CarPlay/Android Autoに対応したBMWのライブ・コックピット・プロフェッショナルをはじめ、3ゾーンのクライメート・コントロール、LEDアンビエントライトなどがある。
新しい運転支援システムも多数用意された。M専用グラフィックを採用した最新世代のヘッドアップ・ディスプレイ、カメラを使って車両周辺の映像を記録する「BMWドライブ・レコーダー」、超高輝度レーザー・ヘッドライトなどをオプションとして選ぶことができる。
また、M3とM4には、オプションのMドライブ・プロフェッショナル・システムも新たに追加された。ダイナミック・スタビリティ・コントロールを10段階に調整できるMトラクション・コントロール機能や、通常のラップ・タイマー機能に加えて走行データを記録・評価するドリフト・アナライザーが搭載されている。