【ついにフルチェン!】新型ラーダ・ニーヴァ、2024年発売予定 CMF-Bプラットフォーム採用
公開 : 2021.01.18 06:05
知る人ぞ知るロシアのラーダが、人気車種ニーヴァの新型を2024年に発売すると発表しました。1977年の登場以来、初のモデルチェンジとなります。ルノー傘下のためCMF-Bプラットフォームを採用する予定です。
40年以上ぶりのモデルチェンジ
ロシアの自動車メーカー、ラーダは、デザインを一新した新型ニーヴァを発表した。2024年に発売予定で、約45年前に登場して以来初めてのモデルチェンジとなる。
親会社ルノー・グループの新事業計画の一環として発表された新型ニーヴァは、今後4年以内に発売される4台の新型車のうちの1台である。
ラーダは、兄弟ブランドのダチアとともに、新たな市場やセグメントに拡大する戦略に沿って、ルノー・日産・三菱アライアンスのCMF-Bプラットフォームを各モデルに採用する。1976年以来、基本構造を維持してきたニーヴァにとって非常に大きな転換を意味する。
新時代に向けた大規模なデザイン変更も見逃せない。
公開されているデザインスケッチを見る限り、円形のヘッドライトやハイマウントのウィンカーなど、特徴的なスタイリング要素は引き継がれるようだ。ホイールアーチと分厚いバンパーは、オフロード車らしい堂々としたものとなっている。
ラーダによると、今回のモデルチェンジは「ブランドとしてのラーダの完全なリポジショニングを可能にする」という。
安くて頑丈なオフローダーとして
ラーダはラインナップを大幅に拡大する予定で、2025年までに新型のCセグメントSUVをラインナップのトップに据える予定だ。
しかし、ニーヴァが低価格のSUVであることに変わりはなく、ランドローバー・ディフェンダーやメルセデス・ベンツGクラスのような高級オフロード車と競合することはないだろう。ラーダによれば、ニーヴァは「ハイスタンス、ショートギア、堅牢な構造」を備えた「極限の状況下で使用するための技術的な製品」であり続けるという。
ニーヴァはフィアット124をベースとしてシンプルなモノコック構造を採用し、当時のボディ・オン・フレームより軽量という点が特徴だった。
ラーダは、2008年に親会社であるアフトヴァースの株式をルノーが取得して以来、ルノー・グループの一員となっている。新型ニーヴァは、グループの電動化推進の一環として、電動ドライブトレインを搭載する同社初のモデルとなる可能性がある。
ラーダは現在、自国市場で20%のシェアを有している。ロシアの販売チャートではグランタが1位、ヴェスタが2位を占めている。