【RAV4サイズ!】キャデラックの新型SUV「XT4」日本発売 価格/サイズ/内装/スペックを解説

公開 : 2021.01.16 17:45  更新 : 2021.12.17 10:32

キャデラックXT4 内装

インテリアは、最上級の快適性と利便性を誇る、洗練された室内空間がもたらされている。

そのデザインは、エクステリア・デザインを反映し、大胆さと力強さが伝わるスポーティで洗練された印象。

キャデラックXT4スポーツの前席内装
キャデラックXT4スポーツの前席内装    上野和秀

上質な素材を組み合わせたインサート材、トリム表皮、本革シートは、質感高く仕上げられ、伸びやかな曲線とゆるやかなカーブが高級感を強調する。

また、各シートでの温度を最適化するデュアルゾーン空調システムや、すべての乗員に最適なオーディオサウンドを届けるBOSEサラウンド・サウンドシステムの13スピーカー、音源の制御とアクティブ・ノイズキャンセレーション技術で実現した車内の静粛性など、乗る人すべてのための快適設計を実現した。

コンパクトとはいえ、日本ではミドルクラスにあたるサイズであるから、車内は十分に広い。

リアシートのレッグルームは、クラストップの広さを確保。ラゲッジスペースも、5名乗車時で637L、最大で1385Lという大容量を誇っている。

キャデラックXT4 パワートレイン

フロントに搭載されるパワーユニットは、新設計の2.0L直4DOHC 直噴ターボだ。

最高出力はリッターあたり100psを超える230ps、最大トルクは35.6kg-mを発生。力強いパワーとトルク、そして高効率を兼ね備えた新設計エンジンだ。

キャデラックXT4スポーツの後席内装
キャデラックXT4スポーツの後席内装    上野和秀

低負荷時に2気筒を休止して燃費効率とパフォーマンスを最大化する気筒休止システムをはじめ、オートスタート/ストップ機能も搭載。

また、低回転時のターボラグをおさえ、NAエンジンに匹敵するスロットルレスポンスを提供するツインスクロール・ターボシステムも採用した。

このエンジンに9速のオートマティック・トランスミッションを組み合わせ、滑らかな走行性能と優れた燃費性能を達成。

駆動方式はAWDだが、ツインクラッチAWDシステムにより俊敏な旋回性能を発揮するとともに、必要に応じて後輪への駆動力の伝達を完全に遮断できるため、パワートレインのフリクションを低減することが可能となっている。

また、滑りやすい路面でも安定した走りを実現するインテリジェントAWDに加えて、ドライビングシーンに合わせて最適なドライブモードを選択することもできる。

キャデラックXT4 装備

コンパクトSUVとはいえ、プレミアム・ブランドのキャデラック車らしく、安全装備や快適装備は充実している。

安全性の強化のため、レーダー、カメラ、センサーなどの技術を用いたエマージェンシーブレーキシステム(フロント・オートマティック歩行者対応ブレーキ/リア・オートマティックブレーキ)アダプティブ・クルーズコントロール、サイドブラインドゾーンアラートなど、20以上の最新安全装備を搭載(一部は上級グレードのみ)。

キャデラックXT4スポーツのトランク
キャデラックXT4スポーツのトランク    上野和秀

セグメントで最も充実した標準安全装備を誇る。

最新型のキャデラック・ユーザー・エクスペリエンスも搭載し、タッチスクリーン、ロータリーコントローラー、スクロール、ハードボタンを組み合わせた直感的なインターフェースはスマートフォンのように快適に操作できる。

NFCを使った素早いペアリングに加え、よりクイックな充電が可能になった次世代型のワイヤレスチャージングも採用。

各種吸音材や装備を用いた遮音・消音対策、ワイドな後方視界が得られるリアカメラミラー、イオン発生除菌機能付きのエアコンディショナーなど、多様な装備や先端技術が生かされている。

さらに、GMジャパンがゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備。トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法が可能だ。

また、最新の地図を常にストリーミングし、データ更新の煩わしさから開放される。

記事に関わった人々

  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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