【新モデルの登場はいつ?】英国版2021年新車カレンダー 勢いを取り戻せ 4~6月
公開 : 2021.01.23 06:05
メルセデス・ベンツEQA
完全EVのEQAは、ハッチバックのAクラスよりもGLAに近いサイズになる。SUVのEQCからデザインのインスピレーションを受けており、クローズドのフロントグリルと専用ライトを採用して内燃機関搭載モデルとは一線を画している。航続距離は約400kmで、価格は約3万5000ポンド(492万円)から。
日産キャシュカイ
世界で500万台販売されているキャシュカイは、日産にとって最も重要な製品の1つであることは言うまでもない。第2世代となる新型では、設計、デザイン、製造が英国で行われ、進化したスタイリングにより既存のファンを満足させるものとなるだろう。
高剛性かつ軽量の新プラットフォームを採用し、室内空間を拡大。ディーゼルは廃止され、その代わりにマイルド・ハイブリッドと190psのeパワーが新たに用意される。
新型キャシュカイは軽量化にこだわり、ボディに複合材とアルミニウムを使用している。サスペンションも一新されたほか、前輪駆動と4輪駆動、MTとCVTが用意されている。また、クラス最高とされる車載システムを搭載し、これまで以上にプレミアム感のあるデザインと質感を実現しているという。
ポルシェ・タイカンRWD
後輪駆動のエントリーモデルは、中国ではしばらく前から販売されていたが、ついに2021年に欧州に上陸する。その登場に先立ち、ポルシェは連続ドリフト走行のギネス記録に挑戦。42.171kmをマークし、市販EVのドリフト記録を樹立した。中国モデルは、リアアクスルに1基の電気モーターを搭載しており、79.2kWhバッテリーでは408ps、93.4kWhバッテリーでは 476psを発揮する。
シュコダ・エンヤクiV
シュコダ初のEVであるエンヤクiVは、フォルクスワーゲンID.3とMEBプラットフォームを共有しており、複数の構成で販売される。エントリーモデルでは180psのモーターと62kWhのバッテリーを搭載し、航続距離390km、時速0-100km/h加速8.7秒を実現。フラッグシップモデルのエンヤクvRSでは、306psのモーターと82kWhのバッテリーを搭載し、航続距離460km、時速0-100km/h加速は6.2秒に達する。
トヨタ・ヤリスクロス
ジャッキアップされたヤリスクロスは、フォード・プーマや日産ジュークなどのコンパクトクロスオーバーをライバルに見据えて開発されている。ヤリスと同じ116psの1.5Lハイブリッド・パワートレインを搭載し、このクラスでは珍しく四輪駆動が用意される。これで大型で高性能なSUVのオーナーを納得させることができるかどうかは、実際に欧州で試乗してみないとわからないだろう。