【やっぱり、デカい!】キャデラック・エスカレード新型、日本へ 内装/3列シートを撮影 アルファードから乗換えも

公開 : 2021.01.17 17:15  更新 : 2021.10.11 09:40

新型「エスカレード」が日本上陸。顧客向けにオンラインで披露されました。受注開始初期のオーダー状況は? 内装/3列シートのアレンジなどじっくり撮影しました。

全長5.3m 全幅/全高は2mクラス

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)、編集部

ゼネラルモーターズ日本法人(GMジャパン)が、フルサイズSUVの新型「キャデラックエスカレード」を、顧客向けにオンラインで初公開した。

昨年11月から受注開始をしているが、実車を目にして最終判断したいという声もあり、リモートで日本向け車両を紹介する形式を採った。

ついに日本披露となった新型エスカレード。写真はエスカレード・スポーツだ。
ついに日本披露となった新型エスカレード。写真はエスカレード・スポーツだ。    上野和秀

5代目にフル・モデルチェンジされた新型は、横長デザインのヘッドランプにより大きく印象を変えている。

ボディサイズ(北米仕様)は5382×2060×1948mmと巨大で、圧倒的な存在感を放つ。

搭載されるエンジンは、頂点に位置するモデルだけに426psを発揮する伝統のOHV 6.2L V型8気筒で、アメリカンSUVならではの乗り味を提供。

トランスミッションは10速ATで、駆動方式はセレクタブル4WDとなる。

内装の目玉 湾曲型ディスプレイ

日本仕様のグレードは、プラチナム(1490万円)、スポーツ(1520万円)という2種類を用意。

インテリアは、自動車業界で初搭載される「湾曲型OLEDディスプレイ」が見もの。

エスカレード・スポーツの前席内装。カタログカラーにはない内外装色を選べるキャンペーンが、受注開始初期に好評を博す。
エスカレード・スポーツの前席内装。カタログカラーにはない内外装色を選べるキャンペーンが、受注開始初期に好評を博す。    上野和秀

メーター部と左右のディスプレイを合計すると、38インチ超となる大型ディスプレイ・エリアがドライバーの目の前に広がる。

装備面では、プロユースで定評のあるAKGのオーディオテクノロジーを自動車として初採用。36基のスピーカーが没入感のある音響空間を作り出す。

3列7人乗り シートレイアウトは?

座席のレイアウトは、3列シートとなっており乗車定員は7名。3人掛けとなる3列目は60:40分割可倒式。日本のミニバンユーザーからの問い合わせも多いという。

GMジャパンによれば、グレード別の受注数は、精悍な顔立ちのエスカレード・スポーツが現時点ではやや多いようだ。

エスカレード・スポーツの2列目・3列目内装。シート・アレンジ、トランクの様子も撮影することができた。
エスカレード・スポーツの2列目・3列目内装。シート・アレンジ、トランクの様子も撮影することができた。    上野和秀

外装色については、興味深い情報も。“エスカレードは真っ黒”というイメージが強いこともあり、受注開始以来「プレオーダーキャンペーン」が好評を博しているという(1月17日まで)。通常のカタログカラーにはないボディカラーと内装色を選べる点が、購入検討者を後押ししたのだろう。

なお、これまでにオーダーしたユーザーには、旧型エスカレードのオーナーもいるが、前述のように国産ミニバン、とくに今では高級車に数えられるトヨタアルファード/ヴェルファイアから乗り換える例もあるという。

日本市場におけるデリバリー開始は、2021年夏頃を予定している。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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