【新モデルの登場はいつ?】英国版2021年新車カレンダー 勢いを取り戻せ 10~12月
公開 : 2021.01.25 06:25 更新 : 2021.01.25 09:40
シボレー・コルベットC8
これはコルベットだが、わたし達が知っているようなものではない。まず第一に、コルベットは66年の歴史に中で最も劇的な進化を遂げ、ミッドエンジンになっている。第二に、英国では正式に右ハンドル車として販売されることになった。6.2L V8はそのままで、0-100km/h加速を3秒以下で駆け抜ける。英国仕様は8万1700ポンド(1158万円)から。手動で調整可能なサスペンション、電子LSDとパフォーマンス・エグゾーストを標準装備。911の新しいライバルとなる。
クプラ・エルボーン(el-Born)
「Eブースト」モード、専用のシャシーセットアップ、スポーツサスペンションを備えたエルボーンは、電動ハッチバック市場のスポーティーなニッチに投じられる。クプラにとって初の完全EVであり、フォルクスワーゲン・グループの電動プラットフォーム「MEB」をベースにした初のパフォーマンスモデルとなる。
当初はセアト(コンセプトでもセアトのブランド名がついていた)から発売される予定だったが、その後ブランドを変更し、クプラからの登場となる。
詳細はまだ乏しいが、77kWhのバッテリー(グロス値82kWh)を搭載し、出力未公表の電気モーターをリアに搭載することがわかっている。
0-100km/h加速のタイムはまだ秘密だが、0-50km/h加速は2.9秒とされている。参考までに、コンセプトモデルでは204psのモーターで0-100km/h加速7.5秒となっていた。価格はフォルクスワーゲンID.3などと同じ水準と考えられる。
キア・スポーツEV
キア初のEV専用モデルにはまだ名前がつけられていないが、このクロスオーバー・ハッチバックは、E-GMPプラットフォームを採用したものになる。500km以上の航続距離と800Vの高速充電が可能で、この種の充電能力は現在のところポルシェ・タイカンにしか備わっていないため、キアがEVにどれだけ真剣に取り組んでいるかがわかる。
マセラティ・レヴァンテ・ハイブリッド
マセラティは今年後半にSUVのレヴァンテをアップデートし、ポルシェ・カイエンやジャガーFペイスのようなライバル車に追いつくためにプラグイン・ハイブリッド仕様を投入する。2023年には新型車が登場する。
メルセデス・ベンツEQB
EQBはEQAの兄弟車で、BクラスよりもGLBのイメージに近い。EQCと同様に高い空力性能が約束されているEQBは、60kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は500kmになると噂されている。EQBは、合計10台のEQモデルを計画しているメルセデスの大規模な電動化の一端を担っている。