シトロエンC4カクタス、スタジオ写真が公開
公開 : 2013.12.30 13:17 更新 : 2021.03.05 21:44
シトロエンはフランクフルト・モーターショーで公開したC4カクタス・コンセプトのプロダクション・モデルのスタジオ写真を公開した。来年後半に正式にプロダクション・ラインナップに加えられる予定だ。
この新しいスタイリングが成功すれば、このカクタスに採用されたデザイン言語がシトロエンの主流となる。
「今のところスタンダードなC4はモデルチェンジまで間がある。従って、このカクタスが成功するかどうかが重要な鍵になる。」とシトロエンのボス、フレデリック・バンゼットは語っている。
カクタス・コンセプトのサイズは、全長4210mm、全幅1750mm、全高1530mmで、そのプラットフォームは新しいEMP2を採用する。
DSブランドを成功させ、このカクタスのデザイン・マネージャーを務めるマーク・ロイドは「今日の確立された自動車デザインには何かが欠けていると考えている。複雑なデザインから脱し、ストレスを感じさせないデザインが必要だと思った。シンプルでエレガントであること。それがこのデザインのゴールだ。」と語っている。
シトロエンは、カクタスは余分なものを排したモデルであるというが、それはダチアのような低価格モデルであるということではない。むしろ、カクタスはスタンダードなC4よりもプレミアムな価格が付いたモデルになるという。それは、シトロエンの伝統である快適さとデザインの先進性を示すモデルであるということにほかならない。
インテリアも2面のスクリーン、フロントとリアのベンチシート、そして天然素材をより多く使用したマテリアルなど特徴となる。中央の8インチのタッチスクリーンは、ナビ、空調、オーディオ、ドライバー・エイドといったものすべてがコントロールできるものだ。しかし、生産モデルがタッチ・スクリーンを持つかどうかは決まっていない。
パワー・ユニットはハイブリッド・エア・テクノロジーが採用される。これは、以前プジョーによって公開されたもので、圧縮空気システムと油圧モーター・アッセンブリー、そしてコンベンショナルなガソリン・エンジンの組み合わせだ。燃費は33.3km/ℓ以上をマークするという。