【最もエキサイティングなFF】ルノー・メガーヌR.S.トロフィーへ試乗 フェイスリフト 後編
公開 : 2021.01.31 12:25 更新 : 2021.03.05 21:34
条件が整えば最もエキサイティングなFF
プジョー・スポール・エンジニアリングが進めるように、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)を搭載しない限り、メガーヌR.S.トロフィーの余命は長くはない。高性能なホットハッチを愛するドライバーにとっては、好ましい未来像ではないのだが。
ルノー・メガーヌR.S.トロフィーは、最も完成度や実用性に優れるホットハッチではないかもしれない。しかし条件が整えば、世界中の自動車メーカーが作るFFのホットハッチのなかで、最もエキサイティングな走りを楽しめることを筆者は理解している。
それは、2018年に登場したルノー・メガーヌR.S.でも、2021年の新しいメガーヌR.S.トロフィーでも当てはまる事実だ。もう6速MTが選べないとしても。
デュアルクラッチATでも、英国の濡れた寒い1月の路面でも、わたしの理解が変わることはなかった。
ルノー・メガーヌR.S.トロフィー(英国仕様)のスペック
価格:3万6995ポンド(517万円)
全長:4364mm
全幅:1875mm
全高:1447mm
最高速度:254km/h
0-100km/h加速:5.7秒
燃費:10.0km/L
CO2排出量:189g/km
車両重量:1368kg
パワートレイン:直列4気筒1798ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:300ps
最大トルク:42.7kg-m
ギアボックス:6速デュアルクラッチ・オートマティック