【エンジンはスズキ・ハヤブサ】MKインディ RRハヤブサに試乗 車重480kgに202ps

公開 : 2021.02.02 10:25  更新 : 2021.04.12 14:36

一体感の深い真のドライバーズカー

インディRRは高速道路のクルージングではなく、もっと高い回転域を使って走り回る方が適している。穏やかな気持で走りたいのなら、ホンダS2000のエンジンや、マツダロードスターのMTを組んでもらった方が良いだろう。

1.3Lのバイク用高回転ユニットだが、低回転域でトルクが不足するほどではない。最大トルクは15.0kg-mでも、車重が軽いから困らない。

MKインディ RRハヤブサ(欧州仕様)
MKインディ RRハヤブサ(欧州仕様)

アクセルペダルを踏んでエンジンを回すほどに、ハヤブサのエンジンが鋭く反応してくれる。ホットで速く、ドライバーを没入させるキャラクターがある。

小さなフロントシールドしか付けなかった場合、フルフェイスのヘルメットは不可欠なアイテム。さらに、耳栓をした方が良いかもしれない。

シーケンシャルMTへは、バイク以上の負荷がかかる。シフトアップは、バイクほどシンプルには行えない。しかし、レバー状のシフトパドルへ少し力をかけると、小さなクラッチのテンションが開放され、次のギアが選ばれる。

もちろん、ブレーキも素晴らしい。見事に止まる。

MKインディ RRハヤブサは、ドライバーとの一体感が深い、真のドライバーズカーだ。エンジニアリング力の高さも示している。

今回の試乗は一般道だったが、2013年にサーキットで走らせた時の驚きがよみがえってきた。MKモータースポーツ社はオーナーが変わって以来、セルフビルドのカーメーカーとして成長を続けている。

英国なら、ケーターハムの方が身近な存在ではある。でも、MKインディ RRハヤブサも、息を呑むほどに素晴らしかった。

MKインディ RRハヤブサ(欧州仕様)のスペック

価格:3万7250ポンド(521万円)
全長:−
全幅:−
全高:−
最高速度:204km/h
0-100km/h加速:3.5秒
燃費:−
CO2排出量:−
車両重量:480kg
パワートレイン:直列4気筒1340cc自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:202ps/9700rpm
最大トルク:15.0kg-m/6500rpm
ギアボックス:6速シーケンシャル・マニュアル

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