マツダ、メキシコ新工場での量産開始
2014.01.07
マツダは、メキシコ合衆国グアナファト州サラマンカ市に建設した新工場、Mazda de Mexico Vehicle Operation(以下MMVO)での量産を開始した。量産モデル第1号車は、米国向けマツダ3(日本名:アクセラ)のセダンとなる。
量産開始にあたり、江川恵司常務執行役員(新興国事業(中南米)担当、マツダモトールマヌファクトゥリングデメヒコS.A. de C.V.(マツダデメヒコビークルオペレーション)社長兼CEO)は、「MMVOは、これまでに150名を超えるエンジニアおよび管理監督者をマツダの本社工場および防府工場に派遣するなど、高品質な商品の生産の実現に向けて取り組んでまいりました。この度の量産開始により、日本と同レベルの高いクオリティを持つ車両をグローバルに供給できる生産体制が構築され、大変うれしく思います。今後も、メキシコの自動車産業を支えリードする人材を育成し、クルマ造りを通じて、メキシコ経済の発展に貢献できるよう取り組んでいくことをお約束します」と語った。
マツダは、2005年のメキシコ市場参入以来、これまでに約18万台を販売しており、2013年は過去最高の約3.3万台を生産。MMVOでは、米国向けマツダ3をはじめ、順次、米州・欧州向け車両を量産するとともに、今後はマツダ2(日本名:デミオ)などに生産車種を拡大していく予定だ。