【価格/航続距離は?】マツダMX-30 EVモデル、日本発表 発売日は1月28日 最低地上高/サイズ/車重を解説

公開 : 2021.01.28 11:30  更新 : 2021.03.07 00:16

MX-30 EVモデル シャシー

シャシーには、EV専用に基本骨格やボディを強化したマツダの新世代車両構造技術「SKYACTIVビークル・アーキテクチャー」を採用している。

ボディは基本骨格のストレート化と環状構造を基本として、剛性とエネルギー伝達効率を高めたマツダ独自のもの。

フロア下の高電圧バッテリーは、資源採取から使用後の廃棄までのライフサイクル全体で、CO2排出を抑制する適切なサイズに。
フロア下の高電圧バッテリーは、資源採取から使用後の廃棄までのライフサイクル全体で、CO2排出を抑制する適切なサイズに。

EVモデルでは、バッテリーケースを環状構造の一部として活用することで、上下・左右・前後に骨格を連続させた基本設計と合わせて、4輪対角剛性を大きく向上させている。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リアがトーションビーム式。マツダがこれまでに追求してきた「意のままのコントロール性」をより精密に、自然に楽しめる操縦安定性を提供する。

また、マツダ独自のGベクタリング・コントロール・プラスを進化させた、「エレクトリックGベクタリング・コントロール・プラス」を搭載し、シームレスな車両挙動を実現。

ブレーキペダルの操作量からドライバーが必要とする制動力を判断し、その範囲内で最大限のエネルギー回生を行いつつ、不足分を摩擦による制動力で補う回生協調ブレーキや、人の感覚にあったトルクコントロールを可能とした、エンジン車のアクセルペダルに相当するモーターペダルも採用。

なお、MX-30 EVモデルでは、マツダの安全思想に基づき、発進から停止までモーターペダルで操作する「ワンペダル」は採用していない。

その代わりというわけではないが、加速状況に応じて発生するトルクの状態をドライバーが無意識に認知できることを考え、モータートルクに同期したサウンドを発生するシステムも採用。

ステアリングホイールにはパドルを備え、通常走行時の「D」レンジを基準に、プラスとマイナス、それぞれ2段ずつの合計5段の変速で、回生減速度を強めたり加速度を強めたりすることが可能となっている。

なお、EVモデルの最低地上高(マツダ測定値)は130mm。マイルドハイブリッド・モデルの180mmから50mm低くなっている。

MX-30 EVモデル 価格

MX-30 EVモデルは3グレードを設定。消費税込みの車両価格は、「EV」が451万円、「EVベーシック・セット」が458万7000円、「EVハイエスト・セット」が495万円。

グレードの違いは、ヘッドランプ、シート地、内装パーツの素材、オーディオなどといった快適装備の差で、パワートレインのスペックや先進安全技術「iアクティブセンス」などに変わりはない。

EVハイエスト・セット・インダストリアル・クラシックの前席:クロス(ブラック)+合成皮革(ブラウン)。
EVハイエスト・セット・インダストリアル・クラシックの前席:クロス(ブラック)+合成皮革(ブラウン)。

ちなみに、全グレードが「サポカーS・ワイド」に相当しており、サポカー補助金の対象となっている。

また、EVに不安を感じている購入検討者のために、EV生活を体験できる「1DAY モニター試乗」、エンジン車と同等の残価率(3年で55%)の残価設定型クレジットプラン「マツダスカイプラン」、購入から保有までの困りごとに対応する「EV専用ダイヤル」、コネクティッドサービスを活用してバッテリー状況をモニタリングし、バッテリーに優しいクルマの使い方をアドバイスする「バッテリーケアアドバイス」などが予定されている。

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