【スピードの限界に挑む】自動車メーカー最速モデル 31選 スーパーカーばかりではない
公開 : 2021.01.29 20:05
ロータス・エヴァイヤ – 322km/h
ロータスのクルマは、スピードよりもハンドリングの完成度と軽量化に重点を置く傾向があるが、エヴァイヤは問題なく322km/hまで加速できる。バッテリー駆動のエヴァイヤには4基の電気モーターが搭載されており、合計で2000psを発生させているため、この最高速度は控えめな数字でもある。
この性能は最高のEVスーパーカーと呼ぶにふさわしいものだが、ロータスはそのコアとなるエンジニアリングの原則を忘れておらず、総重量1680kgという軽量を実現している。また、1回の充電で最大345kmの航続距離を持つとしている。
マセラティMC20 – 325km/h
ローマの神にちなんでエンジンに名前をつける場合、天上のパフォーマンスを発揮しなければならない。幸いなことに、MC20の3.0L V6エンジン「ネプチューン」は、フェラーリやポルシェに対抗するマセラティを最高速度325km/hまで押し上げるのに十分なパワーを持っている。ツインターボチャージャーにより、630ps/7500rpmを発生させるのだ。
マセラティによると、カーボンチューブを採用することで車重1500kgを切る軽量化を実現したMC20は、0-100km/h加速で2.9秒を達成しているという。8速DCTと組み合わされたV6ユニットは、マセラティが20年以上ぶりに設計した自社製エンジンである。
マクラーレン・スピードテール – 402km/h
その車名から考えるに、現在のラインナップで最速であるかどうかよりも、どこにピークを置くかが焦点となったのではないか。議論の結果、402km/h(250mph)が妥当な数字と判断され、マクラーレンはここでリミッターを設定した。そう、スピードテイルの最高速度は意図的に抑えられているので、理論的にはまだまだ先があるということだ。
理想的なエアロダイナミクスを持ち、ガソリンと電気のハイブリッド・パワートレインから1070psを発揮していることを考えれば、それは大した驚きではない。スピードテールにとってもう1つ重要なポイントは、106台しか生産されないということで、これは初代F1の総生産台数にちなんだものだ。
メルセデスAMG GTクーペ・ブラックシリーズ – 325km/h
メルセデスがAMGのブラックシリーズを発表するたびに、その数字が塗り替えられることは誰もが知っているはずだAMG GTクーペ・ブラックシリーズの最高速度は325km/hに達し、他のブラックシリーズを圧倒している。また、0-100km/h加速を3.2秒でクリアする。
これは、4.0L V8ツインターボエンジンが730psにチューニングされたおかげだ。この改良の一環として、標準的なクランクからクロスプレーンに変更され、より高い回転数を可能にした。また、ブラックシリーズにはターボの大型化やサーキット対応のロールケージが標準装備されているにもかかわらず、35kgの軽量化が図られている。