【フルモデルチェンジ/サイズは?】新型日産パスファインダー 北米市場2021年夏販売開始
公開 : 2021.02.05 17:25
日産は、パスファインダーをフルモデルチェンジし、2021年夏より北米市場で販売すると発表しました。
フルモデルチェンジ
日産は2021年2月4日、大型SUVのパスファインダーをフルモデルチェンジし、(2022年モデルとして)2021年夏より北米市場で販売を開始すると発表した。
パスファインダーは初代、2代目は「テラノ」の名で日本でも発売されていたモデル。北米の現行モデルは4代目で、今回のフルモデルチェンジにて5代目が発表された。
今回のフルモデルチェンジでは、高い耐久性に加え、快適性と日産の最先端コネクテッド技術、そして安全性能の向上を図った。
北米日産の製品企画、およびサービス企画を担当する理事のジャレッド ハスラム氏は「初代モデルの発売から35年を経てパスファインダーは、今までのモデルチェンジで進化した特徴を残しつつ、パスファインダーの原点である頑丈さに磨きをかけた」
「現代の大型SUVオーナーは日々の冒険において、家族の安全と快適さをサポートする最先端技術だけではなく、力強さと耐久性をあわせ持つクルマを求めている。そして、新型パスファインダーは、その要望に応えるモデル」と述べた。
事業構造改革「ニッサン・ネクスト」の推進にあたり、日産は米国市場の製品ラインナップの変革を進めている。今回発表した新型パスファインダーを含め、これまでの20か月に10の新型モデルを発表。
今回発表されたパスファインダーのサイズは、全長5004mm、全幅1979mm、全高1778mm。力強いフロントフェイス、安定感ある佇まい、厚みあるブリスターフェンダーに加え、さらに短くなったフロントオーバーハングなど、力強さと性能を表現するため、デザインにこだわったという。
初代パスファインダーのオマージュとして、スリースロットグリルと組みあわされたVモーショングリル、C字型のヘッドライト、流れるようなルーフラインなど、一目で日産とわかるデザインを取り入れた。
そしてCピラーにはパスファインダー初となるツートンカラーを採用することなどにより、SUVらしさを演出。また、リア部分は初代のモデルを彷彿とさせる、スクエア形状のデザインとした。
デザインと実用性
新型パスファインダーはデザイン性の高さに加え、日産の最新のテクノロジーを兼ね備えた、家族での冒険に最適なモデルという。
すべてのグレードに、最大出力284ps、最大トルク35.8kg-mを発生する3.5L直噴V6エンジンを搭載。新型の9速オートマッチック・トランスミッションとの組みあわせにより、力強くダイレクトなレスポンスを実現した。
4WDモデルは、7種類のモードを選択できるドライブ&テレインモードセレクターを備えた新型インテリジェント4WDを搭載。ダイレクトカップリング式の4WDシステムは、油圧でクラッチを制御することによりパワーを伝達し、トラクションが低いシーンでも四輪の駆動力をしっかりと路面に伝える。
モードは、ノーマル、スポーツ、エコ、スノー、サンド、マッド/ラット、トーイングから選ぶことができ、モードを切り替えるとポップアップ通知でメーターに表示される。
インテリアでは12.3インチのデジタルディスプレイを新たに採用。デジタルディスプレイはさまざまな情報を表示することで、ドライバーの運転をサポートする。10.8インチサイズのヘッドアップディスプレイも備える。
インターロッキングデザインのサイドベントとドアフィニッシャーは、頑強さを印象づける。そして、電動シフターの採用によりブリッジ形状のセンターコンソールの下部に収納スペースを設けることで、実用性も高めた。
標準モデルは乗車定員を8人とする一方、パスファインダーとして初めて2列目にキャプテンシートを採用したグレードを設定。脱着可能なセンターコンソールを工具なしで取り外し可能にすることで、多彩な使い方に対応する。