【いざ、試座】シトロエンC3改良新型 デビューイベントが、シート推しなワケ

公開 : 2021.02.07 06:45  更新 : 2022.02.24 19:23

改良新型シトロエンC3、もうご覧になりましたか? 東京/名古屋/大阪でデビューイベントを実施。どうやら、シートが見もののようです。

東京/名古屋/大阪を巡回

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

人気のコンパクトカー、改良新型C3の日本デビューを記念して、「ビブリオテーク・シトロエン」というイベントが開催されている。

C3のターゲットとなる若い世代、女性、ファミリー層にアピールすることを狙い、会場には蔦屋書店が選ばれた。

ライフスタイル情報の発信基地、東京・代官山の蔦屋書店を皮切りに、名古屋、大阪の同書店を巡る、シトロエンC3改良新型のデビューイベントがはじまった。
ライフスタイル情報の発信基地、東京・代官山の蔦屋書店を皮切りに、名古屋、大阪の同書店を巡る、シトロエンC3改良新型のデビューイベントがはじまった。    上野和秀

集客が見込めるバレンタインデー/ホワイトデーのシーズンに合わせ、代官山(2月6日~15日)、名古屋みなと(20日~28日)、枚方(3月6日~14日)と、東京/名古屋/大阪エリアを巡ることになる。

「ビブリオテーク・シトロエン」では、シトロエンの今と、前輪駆動やハイドロニューマティックに代表される101年にわたる創造性・快適性を追求した歴史を、さまざまな角度から紹介する。

劇中のシトロエンといえば?

フランスの文化と風俗に深く関わってきたシトロエンというブランドを、書籍、映像、音楽作品を所蔵する“図書館”のように、知的に楽しんでもらおうという本企画。

集められた作品は、小説、漫画、エッセイ、写真集などの印刷物はもちろん、映画では「ジャッカルの日」(DS)、「レミーのおいしいレストラン」(DSなど)、「カリオストロの城」(2CV)までカバーする。

100年を超えるシトロエンの歴史を支えてきたアーティストたちの作品群。まるで図書館の企画展のようなスペースだ。
100年を超えるシトロエンの歴史を支えてきたアーティストたちの作品群。まるで図書館の企画展のようなスペースだ。    上野和秀

このほか会場には、シトロエン・オフィシャルのグッズやミニチュアカーまでが並べられた。

なおイベント名のビブリオテークは、フランス語で図書館/書庫を意味する。

歴史と今をつなぐ、シートの追求

会場には、ブランバンキーズ(ホワイト)×エメラルド・ルーフの外装色で、エメラルド・インテリア仕様の改良新型C3が持ち込まれた。

エメラルド・インテリア仕様に設定されるアドバンスト・コンフォートシートは、生地裏のフォームを2mmから15mmへと厚くしたもの。

一度座ったら忘れられない身体を包むようなシート。改良新型C3には、生地裏のフォームが厚いアドバンスト・コンフォートシートを設定。
一度座ったら忘れられない身体を包むようなシート。改良新型C3には、生地裏のフォームが厚いアドバンスト・コンフォートシートを設定。    上野和秀

往年のシトロエンを思わせる柔らかさを実現し、快適な座り心地を得ている。

アドバンスト・コンフォートシートは改良新型C3の重要なポイントということもあり、会場では車両を展示するだけではなく、来場者が体感できるようになっていた。

ブランドと共に歩んできたアーティストたちの作品と、100年以上も続くシート造りのコラボレーション。

実際に腰を掛けたヒトは、新モデルならではの感触を興味深げに確かめていた。

シトロエンの歴史と今を実感できる貴重な機会だけに、終日人波が途絶えることはなかった。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事