【まだ違法?】米でスカイラインGT-R R34走行 25年ルール解禁前 輸入方法「ショウ or ディスプレイ」とは

公開 : 2021.02.15 05:45  更新 : 2022.03.25 18:50

どんなモデルが恩恵を?

先述した日本車7車種以外の主なクルマを紹介しておこう。

2003年発売:アストン マーティンDB7ザガート・クーペ
2016年発売:アストン マーティン・ラコンダ・タラフ
2011年発売:アストン マーティン・ワン-77
2012年発売:BMW M3 CRT
1988~1991年発売:BMW Z1
1992~1995年発売:ブガッティEB110
2005年発売:フェラーリ・エンツォ#400(Pope John Paul II)
2015年発売:ケーニグセグ・モデル・ワン:1スポーツ・カー
1999年発売:ランボルギーニディアブロGT
2011年発売:ロータスエヴォーラGTE F1リミテッド・エディション
1993~1998年発売:マクラーレンF-1
1990年発売:メルセデス・ベンツ190E 2.5-16エボリューションII
2013年発売:メルセデス・ベンツG63 AMG 6×6
2009年発売:メルセデス・ベンツSLRマクラーレン・ステアリング・モス
1984~1985年発売:プジョー205ターボ16
1998年発売:ポルシェ911カレラ4S(ラスト・モデル)
2004年発売:ポルシェ911 GT3 RS
1998年発売:ポルシェGT1
2016年発売:リマック・コンセプト・ワン
2000年発売:ローバー・ミニ・クーパーS(ラスト50モデル)

三菱ランサー・エボリューション(「ショウorディスプレイ」での輸入はできない)
三菱ランサー・エボリューション(「ショウorディスプレイ」での輸入はできない)

新しいところでは、2020年2月に発売されたマクラーレン・スピードテイルが「ショウ or ディスプレイ」の恩恵を受けている。同車はサイドエアバッグや物理的なドアミラーを持たないため、FMVSSの基準を満たさず通常の方法では輸入・登録はほぼ不可能。

しかし、「ショウ or ディスプレイ」なら輸入が可能でアメリカの公道を年間4000kmまで走ることができる。事実、世界で販売されたスピードテイル106台のうちおよそ3分の1はアメリカで購入されている。

諸条件を満たせないために、「ショウ or ディスプレイ」では認められない日本車も多々ある。

ホンダシビック・タイプR(1997-2000)、三菱ランサー・エボリューション・トミーマキネンエディション(2000)などは25年ルール解禁を待つしか方法がないようだ。

記事に関わった人々

  • 加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。

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