【EVへコンバージョン】フォルクスワーゲン・タイプ2 リーフ用ユニット搭載 後編

公開 : 2021.02.23 20:25  更新 : 2021.05.18 16:19

純EVコンバージョンにかかる費用

既存のガソリンエンジン・モデルを、純EVへコンバージョンしてくれる英国のeダブ・サービシズ社。いくつかの選択肢を提供している。

例えば、フォルクスワーゲン・タイプ2を純EVにコンバージョンするキット、eキャンパー25tにはテスラ社製の駆動用モーターが付いてくる。オリジナルの水平対向4気筒エンジンの4倍近い馬力を有し、トランスミッションやクラッチが不要になる。

純EVへコンバージョンされたフォルクスワーゲン・タイプ2(英国仕様)
純EVへコンバージョンされたフォルクスワーゲン・タイプ2(英国仕様)

リチウムイオン・バッテリーの容量は25kWhで、航続距離は実際の利用環境で96km程度。7kWの充電器を用いれば、4時間で満充電にできる。

この内容で、英国では3万5000ポンド(504万円)が請求される。もちろん、タイプ2の車両代は含まれていない。

4万7000ポンド(676万円)まで奮発すれば、現実環境で約354kmの航続距離が得られるeキャンパー75というキットを選べる。40kWの充電器を用いれば、80%まで90分で充電可能な充電性能へアップグレードもされる。

ちなみに、中古のフォルクスワーゲン・タイプ2を買ってきて新車のようにレストアするのに、英国なら1万5000ポンド(216万円)から2万ポンド(288万円)は必要だろう。車両の状態にもよるけれど。

英国、eダブ・サービシズ社のコンバージョン費用は安くはない。しかし、その仕事内容は一流ではある。

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