【最新Cクラス発表】メルセデス・ベンツCクラス新型 より高級志向へ W206型に
公開 : 2021.02.24 14:30
プラグイン・ハイブリッドの300e
プラグイン・ハイブリッド(PHEV)のC 300eは、まもなく発表される。荷室下に搭載するバッテリー容量を13.5kWhから25.4kWhへ増やし、電気モーターでの航続距離を倍近い54kmから99kmへ伸ばした。
127psを発生する電気モーターと、199psのガソリンエンジンが組み合わされ、システム総合での最高出力は308ps、最大トルクは56.0kg-mを得ている。「効率的なだけでなく明らかにスポーティ」だと、メルセデス・ベンツは自信を見せる。
300eは、電気モーターだけで140km/hまでの走行をまかなえる。55kWの急速充電器を用いれば、30分で充電が可能だ。
また衛生通信や地形データ、交通情報などを使用し、最も効率的なルート設定を行うナビもPHEV版の特徴。都市部では電気モーターを優先させて走行する、といった設定も可能だという。
Sクラスに影響を受けたインテリア
Cクラスの車内が、最新Sクラスの流れを汲むことは明らか。縦長のタブレット風センターモニターを獲得した点がわかりやすい。
ドライバー側へやや傾けられたセンターモニターは、標準で10.25インチ。Sクラス標準の11.9インチもオプションで選べる。メーター用モニターは、10.25インチか12.3インチとなる。
表示スタイルは3種類から選択が可能。必要不可欠な情報のみを残すモードのほか、クラシックと呼ばれる従来どおりの見慣れたもの、スポーティと呼ばれる赤が基調のものから選べる。光ファイバーを用いたアンビエントライトも搭載できる。
インフォテインメント・システムは第2世代のMBUX。最新の音声アシスタント、ヘイ・メルセデスのほか、音楽ストリーミング・サービスや無線アップデートをサポートする。
オプションで拡張ビデオ・ソフトウエアも実装できる。センターモニターに車両周囲の映像を描き出し、ナビゲーションを容易にするという機能だという。ヘッドアップ・ディスプレイの追加も可能だ。
デザイン面では、ジェットタービンのようなエアコン送風口の形状が改められた。シフトノブとロータリーダイヤルもなくなっている。インフォテイメント・システムは、ステアリングホイールのタッチセンサーで操作が可能となっている。
小物入れ内蔵のセンター・アームレストや、ドアパネルの造形も新しい。オプションでリアシートにもヒーターを内蔵できるほか、マッサージ機能も搭載できる。