【巨大グリルで、オープン】BMW新型4シリーズ・カブリオレ、日本価格/サイズを解説 発売日は2月25日

公開 : 2021.02.25 11:01  更新 : 2021.02.27 10:33

新型4シリーズ・カブリオレ 内装&コネクティビティ

インテリアは、基本的に4シリーズ・クーペと変わらない。それはつまり、3シリーズ・セダンとも大きく変わらないということになるのだが、上質なインテリアは継承されている。

メーターパネルには12.3インチのデジタル・インストゥルメントパネルを、センターダッシュ上方には10.25インチのワイドディスプレイを配置。BMWの伝統でインターフェースは少しドライバー側にオフセットしており、センターコンソールにはATのシフトノブとiドライブのダイヤルなどが備わる。

新型BMW 4シリーズ・カブリオレの前席内装(欧州仕様)
新型BMW 4シリーズ・カブリオレの前席内装(欧州仕様)

オープン化に伴い、ラゲッジスペース容量はクーペの440Lより少なくなっているが、それでもオープンの状態で300L、クローズドの状態なら385Lを確保している。従来型の4シリーズ・カブリオレより、オープン時は80L、クローズドでも15L拡大されている。(ヨーロッパ仕様の数値)

コネクティビティでは、車載通信モジュールにより、クルマとユーザー、そして情報をITネットワークでシームレスに繋げている。新しいスマートフォン向けアプリ「BMWコネクテッド」の導入により、快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナルアシスタント・サービスが楽しめる(iOSのみに対応)。スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信するなど、利便性を大幅に高めている。

また、音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェント・パーソナルアシスタント」も搭載。「OK, BMW」と話しかけることで、車両の操作や目的地の設定などができる。

さらに、クルマのキーを持っていなくてもiPhoneをドアハンドルにかざすことで、解錠/施錠やエンジン始動も可能になっている。

新型4シリーズ・カブリオレ シャシー&パワートレイン

本国仕様の4シリーズ・カブリオレにはディーゼル、マイルドハイブリッドなども設定されているが、日本仕様は今のところ2種のパワートレインを用意。

「420i」に搭載される2Lの直4ガソリン・ターボと、「M440i」に搭載される3Lの直6ガソリン・ターボである(M440iに関しては後述)。

新型BMW 4シリーズ・カブリオレ
新型BMW 4シリーズ・カブリオレ

420iカブリオレに搭載される2L 直列4気筒DOHCターボは、最高出力は184ps/5000rpm、最大トルクは30.6kg-m/1350-4000rpmを発生。このパワースペックは、発生回転数まで420iクーペに搭載されているものと同じだ。

組み合わされるトランスミッションは8速ATで、駆動方式はもちろんFRを採用。ちなみに、WLTCモード燃費は13.3km/Lを達成している。

クーペをベースにオープン化する場合、ボディの剛性を確保するために補強が必要となる。

BMWとしては、カブリオレらしいダイナミックな走りを実現するために、サスペンション取付け部やアンダーフレームを強化するとともに、高剛性ボディを採用。これにより、ロール剛性の強化や、切れのあるスポーティなハンドリングがもたらされたことに加え、屋根を開けた状態での衝突時における安全性能を向上させるため、カブリオレ特有の補強も施されている。

それゆえ、車両重量はクーペより150kgほど重くなっている。

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