【DBXが回復の鍵を握る】アストン マーティン 2020年販売台数、前年比32%減 在庫削減に動く
公開 : 2021.02.26 06:05
メルセデスの電動化技術にも期待
ムアースは、今年中に発売される予定のモデルについてはほとんど言及しなかったが、ラインナップの拡大計画は「メルセデス・ベンツとの間で締結された画期的な戦略的協力協定により、ハイブリッドや電動パワートレインを含むカスタマイズ可能でワールドクラスの技術を利用できるようになった」と述べた。
メルセデスが出資することで、アストンは同社のハイブリッドおよび電動パワートレイン技術を使うことができるようになり、開発コストの大幅削減が可能となる。
2024/2025年までに、アストンは卸売販売台数を2020年比で約200%増の1万台に押し上げ、20億ポンド(3000億円)の売上と5億ポンド(751億円)の利益を上げる計画だ。そのために、まずはディーラー在庫の「積極的」な削減に着手し、2021年第2四半期までに完了する見込みだ。
第3四半期には人気の高いDBXシリーズに新しいバリエーションを追加する予定。AUTOCARはこれを、ポルシェ・カイエン・クーペのようなクーペスタイルSUVか、ロングホイールベースの7人乗りのどちらかになると予想している。
アストンは、2021年の販売台数を6000台と見込んでいる。投資と研究開発には約2.5億~2.75億ポンド(375~413億円)が割り当てられている。