【320psのSUV】新型フォルクスワーゲン・ティグアンR 英国発売 人気モデルの高性能版

公開 : 2021.02.26 18:25

インテリアも大幅アップグレード

ティグアンは、2007年に発売されて以来、600万台以上が販売されている、欧州で最も人気のあるSUVだ。2代目となる現行世代は2016年に発売されたが、今回は初の大幅改良となる。

前後にLEDライトを標準装備し、オプションでLEDマトリクス・インタラクティブ・ライトを設定するなど、エクステリアのデザイン変更は控えめだ。

フォルクスワーゲン・ティグアンR
フォルクスワーゲン・ティグアンR

フロントバンパーではエアインテークを拡大し、ワイド感を強調するグリルはヘッドライト上部のクロームラインとリンクしている。

インテリアの変更に伴い、最新バージョンのインフォテインメント・システムと大型タッチスクリーンが採用された。

また、フォルクスワーゲンの「We Connect」システムに加えて、アップル・カープレイのワイヤレス接続機能も搭載されている。ボイスコントロール機能がオプション設定され、10.0インチのデジタルメーターもアップデートされている。

また、センターコンソールには2つのUSB-Cポート、マルチカラーのアンビエントライト、ティグアンRではロゴの投影などのディテールが施されている。物理的なダイヤルの代わりに、タッチ式のコントロールを選ぶこともできる。

スポーツ・ステアリングホイールも、ボタンの代わりにタッチ式コントロールとスライダーを備えたものが用意されている。また、DYNAUDIO(ディナウディオ)のオーディオシステムは、480W、10スピーカーのHarman Kardonに変更された。

ティグアンとしては今回初めて、プラグイン・ハイブリッドも用意された。ゴルフ、パサートアルテオンPHEVに採用されているものと同様のパワートレインが採用され、1.4Lターボエンジンと電気モーターを組み合わせて245psを発揮。電気のみで最高130km/hまで加速可能で、電気のみでの航続距離は50km(WLTPサイクル)とされている。

エンジンとモーターの出力を最大化するGTEモードなど、複数の走行モードが用意されている。

一方、ディーゼルモデルには、NOx(窒素酸化物)排出量をさらに削減するため「Twin Dosing」技術を採用。「選択式触媒還元装置」と呼ばれる排気ガス処理システムが2基搭載され、尿素剤による浄化を最適化している。

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