【短くなる冬場の航続距離】ホンダe アドバンス(3)長期テスト 寒くても魅力は不変
公開 : 2021.03.20 09:45 更新 : 2021.07.14 07:34
大きくなるホンダeへ乗る喜び
ライバルと比べても、ホンダeの航続距離は短い。しかし、それ以外の魅力が冬場に埋もれてしまうことはない。
英国の冬をホンダeと経験したが、利便性にはさほど大きな変化はなかった。コロナウイルスの影響でロックダウンが続き、自動車通勤はしておらず、クルマに乗るうちの90%は短距離移動のみ。
月に1・2回、家族の乗るエンジンモデルのフォード・フィエスタを借りることがあった。ホンダeでは届かない場所に移動するため。
長期テストが始まってしばらく経つが、ホンダeに乗るたびに笑顔になる。喜びは深くなる印象だ。実をいうと、筆者はスタイリングをあまり高く評価していなかった。しかし今では、見た目も走りもすっかり気に入ってしまった。
走れる距離は短い。でも運転は好き。最近は短い時間でも良く味わうことが、大切だと感じている。
テストデータ
気に入っているトコロ
シートヒーター:レザーシートにはヒーターが欠かせない。ファブリックなら、もっと高級感を出せる気がする。冬場だから特にそう感じるのだろう。
気に入らないトコロ
ステアリングホイール・ヒーター:半分だけが加熱され、熱線が足りていないように思える。反面、BMW 330eのステアリングホイールは少し熱すぎたのだが。
テスト車について
モデル名:ホンダe アドバンス(英国仕様)
新車価格:2万9160ポンド(419万円)
テスト車の価格:2万9710ポンド(427万円)
テストの記録
航続距離:115km
故障:ドアロックのエラー
出費:なし