【オフロードモデル追加】新型ポルシェ・タイカン・クロスツーリスモ ターボSは最大761ps
公開 : 2021.03.05 00:30 更新 : 2021.05.18 16:24
エアサスペンションで車高調整も自在
タイカン・クロスツーリスモのスタイリングは、2018年のジュネーブ・モーターショーで発表されたコンセプトモデル、ミッションEクロスツーリスモとの関連性が強い。ポルシェのデザイナーがフライラインと呼ぶ、ルーフラインが特長だろう。
オフロードモデルであることを主張するように、ホイールアーチのトリムやバンパー下のエプロン、サイドシルなどを装備。ボディは空力特性にも優れており、Cd値は0.26に抑えられ、エネルギー効率や航続距離にも良い影響を与えている。
インテリアでは通常のタイカンと同様に、ダッシュボードからドアにつながるデザインが特徴的。弧を描くメーターパネルはモニター式で、中央には10.9インチ・インフォテイメント用モニターが収まる。
オプションとして助手席側正面のダッシュボードにもモニターを装備可能。ワイドなガラスの帯のようなビジュアルに仕立てられる。オフロードデザイン・パッケージを選択すると、ダッシュボード上部にコンパスが配される。
シャシー技術として特筆されるのが、ポルシェ4Dシャシー・コントロール。統合制御システムを採用し、シャシーコンポーネントをネットワーク化させ、知的に制御する。
3チャンバー式のアダプティブ・エアサスペンションには、PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)を搭載。スマートリフト機能も備え、ドライバーが特定の場所で車高を調整することが可能だという。
高速走行時には車高を2ステージで落とせ、空気抵抗を減らすこともできる。ちなみに、リアのルーフスポイラーは固定式だ。
日本での発売日や価格などは、まだ明らかになっていない。