【何ができる?】自動運転レベル3走行を可能に レジェンド改良新型のホンダセンシング・エリートとは

公開 : 2021.03.10 06:45

遅い先行車 ハンズオフで追い越し

ホンダセンシング・エリート」ではトラフィックジャムパイロットとも関わる機能として、高速道路や自動車専用道路でのハンズオフ機能を搭載する。

システムが、ハンズオフの状態であっても車線内の走行や追従を支援し、ドライバーが周囲の安全を確認してウインカー操作をするとシステムが車線変更に伴う運転支援を行うことができるのだ。

ドライバーがウインカーを出した時や、先行車に追いついて制限速度を下回っている場合は自動的にシステムが追い越し行動に。追い越し車線から走行車線への移動もハンズオフのまま実行する
ドライバーがウインカーを出した時や、先行車に追いついて制限速度を下回っている場合は自動的にシステムが追い越し行動に。追い越し車線から走行車線への移動もハンズオフのまま実行する

さらにハンズオフ機能付き車線内運転支援機能で走行中、高度車線変更支援スイッチをONにすると、前方に車速の遅い先行車を検知するとシステムが状況を判断。

ドライバーに告知したうえで、追い越しや車線復帰を支援することも可能となっている。

運転継続が困難 左車線へ

また、「ホンダセンシング・エリート」では、トラフィックジャムパイロットの機能を活用して、体調不良などで運転継続が困難になったときにも対応ができる。

ドライバーがシステムからの操作要求に応じ続けなかった場合、左車線へ車線変更をしながら減速・停車を支援するのだ。

改良新型レジェンドは、ハイブリッドEXホンダセンシング・エリートのみとなるモノグレード・モデル
改良新型レジェンドは、ハイブリッドEXホンダセンシング・エリートのみとなるモノグレード・モデル

トラフィックジャムパイロットでは、ハンズオフ機能の終了でシステムから操作要求が行われるが、万一その要求に反応がないと警告音を強め、シートベルトに振動を加えて視覚、聴覚、触覚によってドライバーに応じるよう促す。

それでもドライバーが操作要求に応じ続けなかった場合は、ハザードランプとホーンで周辺車両への注意喚起を行いながら、減速・停車を支援するのだ。路肩がある道路上では、左側車線に向かって減速しながら車線変更を支援することも行うという。

また、このレベル3の「自動運行装置」として初めて型式指定を取得するにあたっては、車両後方に、自動運転走行することを示す専用のステッカーを貼ることになる。

これは自動運転中は常に法定速度で走行するため、それを周囲に知らせる必要があるからだ。さらに今後、自動運転車が増えてきた際に、歩行者がその存在を怖がる可能性もある。

また、走行中に動画を見ていて、それが警察からの取り締まりに遭わないようにするにも役立つ。

新型レジェンドのラインナップは、ハイブリッドEXホンダセンシング・エリートのモノグレード。価格は税込1100万円。3月5日より全国で100台限定で販売されている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事