【なぜ?】軽自動車賢く買うなら「4月以降」のワケ ポイントは「課税時期」

公開 : 2021.03.16 05:45  更新 : 2021.10.13 12:14

登録済未使用車を狙え

さらに4月に入ってから購入した方がいい理由として、登録済未使用車の存在があげられる。

決算期は販売目標台数をクリアした販売店にはメーカーから報奨金が支払われるケースが多いため、目標値にあとわずか届かない場合などは、販売店が自社名義で在庫車をいったん登録するという手法が採られることも珍しくない。

ホンダNボックス
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当然ながら1度登録してしまった車両は新車としては販売することができないため、それらの車両は「登録済未使用車」としてディーラー系の中古車販売店を中心に市場に流通することになる。

登録しただけで新車と変わらない状態の車両ではあるものの、新車よりも圧倒的に手ごろなプライスとなった登録済未使用車は、かなり買い得感が強いため、あえてこちらを狙うというのも1つの手段なのだ。

ただ、残念ながら注文時に選択するボディカラーやグレード、製造過程で架装されるメーカーオプションに関しては自由に選ぶことができない。

その分安くなっているともいえるので、自分が希望する仕様の登録済未使用車が見つかれば、決算期の大幅値引きよりも安い支払い総額で希望の車種に乗ることができる。

そして前述したように、4月2日以降に登録すれば、その年は軽自動車税を納付しなくてもいいため、トータルの支払い額をかなり抑えることができるだろう。

もし、決算期に狙っているクルマの商談で満足のいく結果とならなかった場合は、思い切って4月以降に流通するであろう登録済未使用車を狙ってみるのもアリ。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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