【デュアリスの現在】新型日産キャシュカイ 初期限定モデル、英国発表 今夏発売予定

公開 : 2021.03.17 07:05

プレミアム感と使いやすさを追求

インテリアも同様に大幅な見直しを行い、先進のインフォテインメントや安全技術を重視しながら、「プレミアム感、個性的なデザイン、使いやすさを追求した新たなスタンダード」を目指している。

従来の7.0インチに代わり、9.0インチの高精細マルチメディアタッチスクリーンが新たに採用され、10.8インチのヘッドアップディスプレイはクラス最大と言われている。

日産キャシュカイ・プルミエール・エディション
日産キャシュカイ・プルミエール・エディション    日産

また、グーグル・アシスタントとアマゾン・アレクサの音声コントロール機能を搭載。スマートフォンアプリ「日産コネクト」でクラクション、ライト、集中ロックなどの一部機能を遠隔操作できるようになっている。

ドアミラーの位置を変更してAピラーを細くし、フロントガラスの開口角を広くすることで、前方の視認性を向上させた。ホイールベースの拡大もあり、後席のレッグスペースは28mm拡大されている。リアドアは85度まで開くようになり、乗降性も向上。

また、リアサスペンションのレイアウトを変更し、荷室の床を低くしたことで、トランク容量も50L増加している。

日産eパワーを欧州初導入

パワートレインは2種類が用意された。ハイブリッドでは1.3Lターボエンジンと12Vシステムを組み合わせる。48Vよりも手頃な価格を実現するために選ばれた12Vシステムは、減速時にエネルギーを回収してエンジン停止時に電力を供給し、加速時には小さなトルクブーストを提供する。

1.3Lターボエンジンは138psと156psの2種類から選択可能で、6速MTまたはクロストロニックCVTと組み合わせられる。156psのエンジンは270Nmのトルクを発生し、スタンダード、エコ、スポーツ、スノー、オフロードの各ドライブモードが用意されている。4輪駆動はオプション。

日産キャシュカイ・プルミエール・エディション
日産キャシュカイ・プルミエール・エディション    日産

また、欧州初導入となるeパワーも採用されている。「電動化へのユニークなアプローチ」と表現され、「毎日の運転をエキサイティングなものにする」ことができるという。1.5Lガソリンエンジンと145kWの電気モーターを組み合わせて190psを発生させる。日本ではおなじみだが、エンジンは駆動輪に接続されておらず、発電機としてのみ作動する。

日産は、この革新的なセットアップにより、EVの特徴である瞬間トルクと急加速を実現しながら、燃費とCO2排出量を改善することができるとしている。リーフと同様に、加速と減速をアクセルペダルのみで行える「eペダル」を搭載している点が特徴的。エンジンを切った状態では3km程度の走行が可能だという。

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