【バンパーでデザイン台無し】カウンタック、ミニ、MGB 5マイル・バンパーに泣いた8台
公開 : 2021.04.03 07:05
ランボルギーニ・エスパーダ 通称シリーズ4
エスパーダのデザインに対する意見は、当初から別れてきた。1975年に黒く巨大なバンパーを獲得しても、基本的なスタイリングには大きな変化は生まれなかった。むしろフロントグリルや大きなサイドマーカーなどは、否定的な意見を増やしたことだろう。
しかも排出規制に合わせて、エンジンは去勢されてもいる。いくつか細かな変更も受けているが、北米で売られたシリーズ3は、一部ではシリーズ4やモデル4と呼ばれることがある。だが、ランボルギーニが指定した呼び方ではない。
MGB 違和感はほかより小さい
英国のスポーツカーでラバーバンパーをテーマにするなら、MGBは外すことができないだろう。
オリジナルのMGBは繊細で美しいデザインだった。だが1974年9月に登場した北米市場では、すっかり見違えたデザインになっている。美しい女優の鼻が、お団子のように潰れてしまったかのようだ。
バンパーで増えた重量をカバーするべくサスペンションも変更を受け、車高は25mmほど高く設定された。もちろん、ハンドリングに良い影響はなかった。
それから40年近くたった今見ると、さほど強い違和感は感じられない。今回ご紹介した8台の中では、一番整っているのではないだろうか。