アルピーヌ・ルノー復活
公開 : 2012.05.23 20:19 更新 : 2017.06.01 00:55
アルピーヌ・ルノーは、今週末に行われるモナコ・グランプリにおいて衝撃的なコンセプトカーを発表する。
インターネット上でリークされたそのモデルは、2010年のパリ・モーターショーで発表されたDeZirコンセプトカーをベースに、21世紀のアルピーヌ・スタイリングを採り入れたものだ。
ルノーはこの新しいコンセプトカーによって、アルピーヌ・ルノーA110の50周年を記念するのだと、ルノーのデザイン・チーフ、ローランス・バン・デン・アッカーはAUTOCARに語っていた。
このコンセプトカーは、メガーヌ・トロフィーのレーシングマシンから移植されたチューブ・フレーム・シャシーがベースとなる。パワーは395bhp、42.9kg-mを発揮するV6がミドにマウントされるはずだ。
マーケティンのボスであるステファン・ノーマンは、ジュネーブ・ショーでAUTOCARに「生産に向けてあらゆる努力をする」と語っている。
「価格の問題に必死に取り組んでいるが、30ヶ月あればそれは解決するだろう。その開発はルノースポーツが行うが、アルピーヌとルノースポーツとは明確に分離する。ルノースポーツで開発されたとしても、それはアルピーヌ・ブランドで販売する。」とノーマンはコメントした。
しかし同時にノーマンは新しいアルピーヌのポジショニングは慎重に決めなくてはならないと語っている。
「どんなクルマか。それは軽量でハイパフォーマンスのスポーツカーであることは間違いない。しかし、もはやわれわれはゴムマットを引いたマニュアルのドア・レギュレーターを持ったモデルを作るわけにはいかなくなっているのも事実だ。同様に、ルノーのコンポーネンツを多用することも望まれないだろう。と同時に、われわれはアルピーヌを作ることで損失を発生するようなことはしたくない。ということは、ワールドワイドなアピールをすることが必要だろう。それはルノー・日産のアライアンス以上のものが必要とされるのかもしれない。」