【セーフティカーの市販版?】アストン マーティン・ヴァンテージ 新モデル22日公開予定
公開 : 2021.03.19 19:05 更新 : 2021.03.19 21:38
アストンは3月22日、ヴァンテージの強化版と思われるモデルを発表予定。出力や動力性能向上が期待できます。
アグレッシブなエアロパーツ搭載
アストン マーティンは、22日の公式発表に先立ち、ヴァンテージのアップグレード仕様と思われるモデルをプレビューした。
詳細は公表されておらず、プレビュー画像ではほとんどわからないが、大型のリアスポイラー、専用のホイールデザイン、アグレッシブなサイド・エアアウトレットなどの改造が施されていることが確認できる。
また、カラーリングは、先日公開された2021年のF1シーズンに使用されるセーフティカーのカラースキームを反映しているように見えることから、これの市販バージョンである可能性もある。
公開予定日は、アストン マーティンが60年以上ぶりにF1のグリッドに登場する数日前だ。
新たに登場するということは、セーフティカーと同様に、標準モデルよりもパワーアップし、ダイナミクスも向上すると考えるのが妥当だろう。
パワートレインやシャシー強化に期待
つまり、AMG由来の4.0L V8ツインターボの出力は、510psから535psに引き上げられ、トルクは63.7kg-mと変わらないものの、トランスミッションを調整することでよりフラットなトルクカーブを描き、高速域での加速を向上させていると思われる。
このプレビュー画像で見られるエアロパッケージは、単なるデザイン上のものではない。アストンによると、セーフティカーの巨大なフロントスプリッターだけで155.6kgのダウンフォースを200km/hで発生させるというが、これは標準モデルの2倍以上の能力だ。
22日に発表されるクルマがセーフティカーと同じメカニズムであれば、シャシーもアップグレードされ、フロントエンドに補強材が追加されて剛性が向上しているはずだ。
セーフティーカーでは、サーキット走行に必要な無線機能や専用ディスプレイを備えているが、市販モデルには導入されないと思われ、インテリアに大きな変更はないと予想される。