【日本価格判明】新型VWゴルフの選び方 グレード/パッケージOPの違いや魅力は?

公開 : 2021.03.28 05:45  更新 : 2021.10.22 10:12

機能の大幅進化 実質値上げではない

新型ゴルフの装備と価格を従来型と比べてみたい。

従来型のコンフォートラインマイスター(323万円)の内容は、新型ゴルフeTSIアクティブに、テクノロジーパッケージとディスカバープロパッケージを加えたものに近い。

フォルクスワーゲン・ゴルフ(eTSI Rライン)
フォルクスワーゲン・ゴルフ(eTSI Rライン)

新型ゴルフeTSIアクティブにこれらのパッケージ価格を加えると、合計額は353万2000円だ。新型は従来型に比べて約30万円高いが、安全装備などが進化して、マイルドハイブリッドシステムも加わる。

従来型のコンフォートラインマイスターが、モデル末期に設定された買い得仕様になることも考えると、新型の価格は妥当だ。

従来型のハイラインマイスター(374万円)に相当するのは、新型ではeTSIスタイルに、テクノロジーパッケージとディスカバープロパッケージを加えた仕様になる。

この合計価格は前述のとおり406万8000円だから、新型は従来型のハイラインマイスターに比べて約33万円高い。その代わり機能が充実する。つまりいずれのグレードも、機能や装備と価格のバランスは従来型と同等だ。

また新型ゴルフでは、オプションサポート5万円サービスを実施している。このほか愛車を下取りに出して新型ゴルフを購入する場合、納車までに愛車の車検期間が満了する時は、車検費用を10万円サポートするサービスもおこなっている。

新型ゴルフを購入する時は、販売店の試乗車を使い、1Lと1.5Lの両方を乗り比べたい。1Lは直列3気筒エンジンだから、ユーザーによっては、4気筒とノイズの違いが気になることも考えられる。

またeTSI Rラインには専用のスポーツサスペンションが装着されるので、できればこれも試したい。ATレバーの操作性も変わったので確認しておく。

走りの優れた新型ゴルフを買うのだから、グレードなどを決める時から、大いに楽しんでいただきたい。

記事に関わった人々

  • 渡辺陽一郎

    Yoichiro Watanabe

    1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。買い得グレードを見極める執筆も多く、吉野屋などに入った時も、どのセットメニューが割安か、無意識に計算してしまう。

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