【デザイン/サイズは?】次世代レクサス象徴「LF-Zエレクトリファイド」世界初公開
公開 : 2021.03.30 20:37
進化するエクステリアデザイン
LF-Zエレクトリファイドでは、レクサスのデザインを示唆するスタディーモデルとして、シンプルで艶のある造形のデザインを目指したという。
具体的には、EVならではの低いノーズから後方にピークを持たせた滑らかなキャビンを中心に、連続するシルエットで全体のフォルムを構成。
高出力モーターの力を路面に伝える大径タイヤを4隅に配置し、低重心でワイドなスタンスを実現した。
レクサスのデザインアイコンであるスピンドル形状は、ボディ全体のアーキテクチャーとして進化させたスピンドルボディという新たな表現に挑戦したという。
ブランドのアイコンをボディ造形として捉えた立体的なデザインとし、技術の進化に応じた機能表現とデザインを持続的に発展させることを目指しした。
また、「ダイレクト4」によって、駆動力配分がリニアに変化する躍動感のある走りを想起させるデザインを取り入れた。フロントタイヤからリアタイヤへ淀みなく変化するドアの抑揚やタイヤ周辺の張り出したフレア形状の艶やかな面造形を施した。
リアでは、シンプルな水平基調のデザインに、張り出したタイヤを強調する造形を組み合わせることでトルクフルな駆動力を支える力強いスタンスを表現。
横一文字の薄型リア・コンビネーションランプに、新たにレクサスロゴを配した表現とすることで、フロントとともに次世代のレクサスを象徴するデザインとした。
新コンセプト「Tazuna」に基づくデザイン
レクサスが創業当初から根幹としてきた「人間中心」の思想をより高次元で具現化するため、新コンセプト「Tazuna」に基づくコックピットを設計したという。
手綱1本で意思疎通を図る人と馬の関係性に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能の操作が可能な空間を実現した。
コックピットを中心に据えつつ、乗員に対し低い位置に配したインパネなどが爽快な抜け感と細部まで心をつくしたおもてなしの空間を表現した。
カウルからフロントドア、リアドアへとシームレスに繋がる造形により、室内全体を上質な空間とした。
天井のパノラマルーフには、開放感をもたらすロングガラスが採用され、前後の抜けの良さが強調された。
AR-HUDやメーター表示、タッチモニターなどドライバーへの情報を1つのモジュールとして集約しながら、ステアリング周辺に走行系機能を集約。前方への視界も広がりドライバーの目線が自然に前方へ誘われるような次世代レクサスのインテリアデザインを示唆していると表現した。