【外観刷新/安全予防システム強化】三菱ふそう 新型「ファイター」発売

公開 : 2021.03.31 12:45

三菱ふそうトラック・バスは、「ファイター」の新型モデルを発表しました。外観や安全予防装置が改良されています。

中型トラック「ファイター」新型へ

三菱ふそうトラック・バスは、先進安全装備を強化した中型トラック「ファイター」の新型モデルを発表した。

新型「ファイター」は、全国の三菱ふそう販売会社、および三菱ふそう地域販売部門にて2021年3月より順次販売を開始。

三菱ふそうファイター
三菱ふそうファイター    三菱ふそうトラック・バス

新型「ファイター」は衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5(ABA5)」を新たに全車標準搭載し、さらに進化した先進安全予防システムを実現した。

「ABA5」は前方認識カメラと高精度ミリ波レーダーで前方の交通状況を検知し、走行・静止車両、および歩行者などに対して衝突の危険性がある場合にブザーとモニター表示で警報し、さらに必要に応じてブレーキを作動させて衝突回避をサポートする。

「ABA5」の搭載によって高精度な検知が可能になり、高速道路走行時に前走車が停止している場合や、移動中の歩行者との衝突回避も新たに可能となった。

運転の注意力低下を監視し警告する「アテンション・アシスト」、車両を安定させ横転を抑制する「ESP(車両安定性制御装置)」、左折巻き込み事故を抑制する「アクティブ・サイドガード・アシスト」に加えて「ABA5」を新規搭載することで、安全輸送をサポートする。

新型「ファイター」は各種法規にも対応する。「後部突入防止装置」、および「前部潜り込み防止装置」を搭載し、車両の突入防止性能を強化した。

乗員を守るために備えて衝撃緩和構造を採用したほか、燃料漏れ防止基準に対応させた燃料タンクを装備し、万一の事故時に燃料漏れ防止と車両火災防止を図った。

外観も刷新 3グレード展開

新型「ファイター」ではフロントグリル周りをブラックに統一し、新たな外観となった。

ファイターは「エコ、プロ、プレミアム」の3つのグレードを展開。インテリアでは高いホールド性を持ち、疲労を軽減する運転席シートや、大型アシストグリップの採用によりドライバーに優しい乗降性も提供する。

三菱ふそうファイター
三菱ふそうファイター    三菱ふそうトラック・バス

手元でスイッチを快適に操作できるステアリングスイッチや、ブルートゥース対応でハンズフリー通話なども可能なAM/FMラジオも全車標準搭載した。

ファイター・シリーズは、テレマティクス機能「トラックコネクト」により、車両のみならず輸送サービスの効率性にも貢献するという。

トラックコネクト用の通信端末を全車標準装備し、稼働中の車両の位置情報、安全スコア、運行稼働率、燃費や遠隔診断を通じた故障の検知などをインターネット経由にてリアルタイムで確認できる。

デジタルタコグラフとの連動も可能で、より高精度な運行記録を遠隔でPCからデータ入手でき、トラックの稼働状況の可視化によって輸送サービスの効率性向上もサポートする。

ファイター・シリーズは、4気筒と6気筒のエンジンが選択でき、東京地区販売価格は833万1400円(税込)とアナウンスされている。

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